プレミアリーグ第25節、リバプールvsウォルバーハンプトンが16日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-1で…

プレミアリーグ第25節、リバプールvsウォルバーハンプトンが16日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが2-1で勝利した。なお、リバプールのMF遠藤航は71分から途中出場した。

首位のリバプールは残留圏内ギリギリの17位に位置するウォルバーハンプトンとのホームゲームに臨んだ。ミッドウィーク開催となった第15節延期分のマージーサイド・ダービーを後半ラストプレーの失点によって2-2のドローで終え、2位以下との勝ち点差を「7」に広げたが、公式戦2試合未勝利となった。

ダービー後に退場処分もサスペンションを回避したスロット監督は、公式戦3試合ぶりの白星を狙った今回の一戦で先発2人を変更。ブラッドリーとガクポに代えてアレクサンダー=アーノルド、ジョタを起用した。

ホームでいつも通り主導権を握る入りとなったリバプール。[3-4-2-1]の相手に対して、サイドを起点に攻め手を窺うと、思わぬ形から早い時間帯に先制点が生まれる。

15分、カウンターからハーフウェイライン付近でグラウンダーの縦パスを収めたジョタが巧みな反転から左のルイス・ディアスに展開。そのままボックス付近へ運んで右のサラーに繋ぐと、ジョタへの落としと思われたパスがDFのクリアミスを誘発。ゴール前にこぼれたところに詰めたディアスがGKと交錯しながらも、胸に当ててゴールネットへ流し込んだ。

珍しい形からのディアスのゴールでリードを手にしたリバプールは、攻撃の手を緩めることなく追加点を目指していく。相手守備を崩し切るまでには至らずも、素早いトランジションでウルブスのボックス内での細かいミスをフィニッシュ、決定機に繋げていく。

ソボスライのドリブル突破からのシュートなど幾度か決定的な場面を作ると、37分にはボックス内に抜け出したディアスがGKジョゼ・サと交錯。これでPKを獲得すると、キッカーのサラーが中央上に蹴り込んで追加点を奪取した。

その後、クーニャやアイ=ヌーリを起点としたウルブスのカウンターに晒されたが、要所を締める守備でゴールを許さず。2点リードで試合を折り返した。

スロット監督はカードトラブルのリスクを抱えるコナテをハーフタイムで下げてクアンサーを後半から投入。対するウルブスはゲデス、サラビアに代えてムネツィ、ベレガルドとボックス・トゥ・ボックスの2選手を前線に入れると、50分にはその2選手の連携からムネツィがゴール前に抜け出すが、ここはGKアリソンのビッグセーブに遭う。

この直後にはサラーのゴールにジョタのボックス内でのPK奪取がいずれもVARで取り消されて点差を広げるチャンスを逃したリバプール。64分にはアレクサンダー=アーノルド、ジョタを下げてブラッドリー、ヌニェスを同時投入し、逃げ切りを意識し始める。

しかし、67分には後半攻勢のウルブスがボックス手前で巧みな左足ミドルシュートをゴール左隅へ突き刺し、点差を1点に縮めた。

これで俄然アウェイチームの勢いが出てくると、スロット監督はディアスを下げて遠藤を投入。ソボスライを左サイドに移して攻守のバランスを整えた。これでやや相手の攻勢を受け止めることに成功したが、攻撃は依然として停滞。後半に入って決定機はおろかボックス内でボールに触る回数もほぼ皆無で耐える状況が続いた。

そして、痺れる状況のまま試合は最終盤に突入。マージーサイド・ダービーの悪夢もよぎるなか、6分が加えられた後半アディショナルタイムではセットプレーやサイドからの仕掛けでピンチもあったが、遠藤の身体を張った見事な守備などで耐え切った。

アンフィールドで史上初となる後半シュート0本と思わぬ苦戦を強いられたが、勝負強さを発揮したリバプールが公式戦3試合ぶりの白星を挙げた。

リバプール 2-1 ウォルバーハンプトン

【リバプール】

ルイス・ディアス(前15)

モハメド・サラー(前37[PK])

【ウォルバーハンプトン】

マテウス・クーニャ(後22)

【動画】ゴールへの執念実ったディアスの先制弾!

ルイス・ディアスに
待望の瞬間が訪れる
2025年初ゴールで
リヴァプールが先制

プレミアリーグ 第25節 #リヴァプール v #ウォルヴァーハンプトン

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— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) February 16, 2025