2月16日(現地時間15日)、「NBAオールスター2025」のオールスターウィークエンド2日目は、カリフォルニア州サンフラン…

 2月16日(現地時間15日)、「NBAオールスター2025」のオールスターウィークエンド2日目は、カリフォルニア州サンフランシスコのチェイス・センターで「State Farmオールスター・サタデーナイト」が開催された。

 最後に行われた「AT&Tスラムダンク」にはステフォン・キャッスル(サンアントニオ・スパーズ)、マタス・ブゼリス(シカゴ・ブルズ)、アンドレ・ジャクソンJr.(ミルウォーキー・バックス)、マック・マクラング(オーランド・マジック)が出場。注目は昨シーズン、シャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)越えのパフォーマンスなどで2連覇を果たしたマクラングの3連覇達成なるかだ。

 ファーストラウンドでは5人の出場選手が順にパフォーマンスを行い、2本の合計得点の上位2選手がファイナルラウンドに進むレギュレーション。トップバッターのキャッスルが、360度の回転からウインドミルで叩き混んだ豪快なダンクからスタートした。その後、ブゼリス、ジャクソンJr.がなかなか決められず得点が伸びない中、ディフェンディングチャンピオンのマクラングが登場した。

 ここでコートに自動車が運び入れられ、アリーナがざわつく。マクラングは自動車を飛び越えながら、リーフを開けて立つ人が掲げるボールをキャッチしてダンクを決め、いきなり50点満点を獲得した。

 2回目の試技が終わり、ファイナルラウンドに進んだのはキャッスルとマクラング。1本目、先攻のキャッスルは一発では決まらなかったが、リングを通過したボールをゴール裏からスタートしてキャッチし、レッグスルーからのダンクを決めて49.6点をマークする。対するマクラングは2個のボールを叩き込みパフォーマンスを1回で成功。ここでも満点を獲得した。

 2回目の試技でキャッスルは360度回転しながら背面から左手で叩き込むダンクでついに満点を獲得。マクラングにプレッシャーをかける。しかし、ここでダンク王は身長211センチのエバン・モーブリー(クリーブランド・キャバリアーズ)を呼び込み、台の上に立たせて頭の上にボールをセットさせる。すると後ろから走り込みモーブリーを飛び越える。そして、リングに1度ボールをタッチした後に両手でダンクを叩き込んだ。もちろん、得点は500点満点を獲得。

 マクラングは予選ラウンド2本、ファイナルラウンド2本の試技ですべて満点を獲得するというパーフェクトなパフォーマンスを披露。そして、史上初の3連覇を達成し、アリーナの歓声を独り占めした。


【動画】マクラングが1回目の試技で車越えのパフォーマンスを披露