東京ヴェルディのDF千田海人が、加入後3年目で初となる開幕スタメンが期待される清水エスパルス戦へ意気込む。 2024シー…

東京ヴェルディのDF千田海人が、加入後3年目で初となる開幕スタメンが期待される清水エスパルス戦へ意気込む。

2024シーズンは明治安田Jリーグ第9節の川崎フロンターレ戦で待望のJ1デビューを飾った千田。以降は夏場に一度序列を下げたものの、後半戦は3バックの中央で主軸を担いリーグ戦27試合に出場し、16年ぶりにJ1を戦ったチームの6位フィニッシュに大きく貢献した。

昨年10月に30歳を迎え、今シーズンはフィールドプレーヤーで唯一の30代となるディフェンスリーダーの一人は、「ここ数年は取れてないので、取りたい」と加入後初ゴールへの渇望、より激しさを増すポジション争いに向けた個人としての成長に加え、よりチームにポジティブな影響を与えることを目標に掲げる。

「この若いチームの中で、自分自身のスキルとか、そういった部分ではすでに学び方はわかっていますし、そこに終わりはない。逆に、何かもっと新しいところで若いチームだからこそ、今までよりもっと空気を変えられるような、そういうことができるようにもうちょっとやりたいなと思います。もう少し声でチームの雰囲気とか方向性とかを良い方向に変えていけるようにできたらなと思っています」

「(試合中も)そこは自分もやらなければいけないですし、常に自分とか(齋藤)功佑とか(翁長)聖とかが出ているわけではなく、(深澤)大輝とかも声を出せるけど、もっと中盤とか、声を出せる選手がいないときに、誰が声を出すのかとなったときに、少しでも声をかける選手を増やしていく。それは小さいことかもしれないけど、1年間戦うにあたって大事。自分もそうですし、チームの中でそういう雰囲気、そういうことをやらなければいけないんだよ、という雰囲気を作っていきたいです」

そういったより強い責任感もあって、沖縄でのキャンプ後には「去年はJ1での1年目で結構みんなやれて、それが自信になればいいですけど慢心になったら、このチームは若いし崩れるのは早い」と、トレーニングや練習試合での“緩み”への危機感も語っていた。

それでも、千田は開幕を間近に控えるなかで「いい準備ができている」とフィジカル、メンタル面を含めてチームの仕上がりへの自信を口に。

「キャンプから帰ってきてから2週間ぐらいかけて、チームがキャンプで出た課題とかをしっかり修正してきましたし、試合に向けての緩さ的なところをちょっと心配していましたけど、この間の練習試合の前ぐらいから、それが徐々に抜けてみんな緊張感を持ってやっています。今は緩さが感じられない練習がやれているので、いい準備ができているかなと思います」

チームとしていい状態で臨む16日の国立競技場での今季開幕戦では、2023シーズンのJ1昇格プレーオフ決勝で激闘を演じた清水と激突。

東京Vとしては1-1の劇的ドローに持ち込んで16年ぶりのJ1への切符を手にした歓喜の一戦となったが、千田にとってはその歓喜の瞬間をピッチの上で味わうことができなかった悔しさがあったことも事実。加えて、東京V加入後の2シーズンはいずれも開幕戦でベンチ外となっており、個人として出場を渇望する一戦だ。

「もちろんあのピッチでやりたいなと思っていました。また舞台は違いますけど、目の前の1試合ではありますけど、いろいろそういう思いも汲み取ってやれればなと。今年は開幕スタメンを目指してやってきたので、いい形で最初の試合を終えられればと思います」

「(5万人以上の来場が見込まれる国立決戦…)そういう舞台もそうですし、ああいう景色でサッカーをやるのを目指してずっとプロ入ってからやってきたので、それも楽しみながらしっかりと結果を求めてやりたい」

「(清水は)J2にいてもJ1みたいなタレントでしたし、去年1年間戦ってきてかなり自信をつけてきて、いろいろ思い入れもあると思います。国立での試合は立ち上がりから強い気持ちを出しくると思うので、自分たちはしっかりそれを受けに回るのではなく、自分たちのサッカーをやればいいかなと思います」

J1昇格組ながらMF乾貴士、FW北川航也に加え、FWアフメド・アフメドフら強力な新戦力を前線に加えた清水は強敵となるが、守護神マテウスやDF谷口栄斗らとともに緑の強固な壁を築く背番号5がその前に立ちはだかる。