勝負のシーズンを迎える前田。チャンスを生かせるだろうか(C)Getty Images 昨季よりタイガースでプレーしている前田健太に開幕ローテーション入りの可能性が浮上している。 地元メディア『Local 4 WDIV Detroit』が現地…
勝負のシーズンを迎える前田。チャンスを生かせるだろうか(C)Getty Images
昨季よりタイガースでプレーしている前田健太に開幕ローテーション入りの可能性が浮上している。
地元メディア『Local 4 WDIV Detroit』が現地時間2月12日、今オフ、タイガースに加入し先発要員としてみられていたアレックス・カッブが右股関節炎を発症し、開幕に間に合わない見込みだと報じた。その先発枠を埋める代役の1人として、同メディアが前田の名前を挙げている。
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前田は加入1年目の昨季、開幕から先発ローテーションの一角を任されるも7月までに5敗を喫するなど苦しいマウンドが続き、シーズン中盤からはリリーフへと配置転換となっていた。先発では2勝を挙げるにとどまり、最終的に3勝7敗と不本意な成績でシーズンを終えた。
同メディアは、2年契約の最終年である今季、カッブの負傷離脱により日本人右腕が再び先発の座を掴む機会が訪れたと予想する。
「開幕時のローテーションは、タリク・スクバル、ジャック・フラハティ、リース・オルソン、カッブ、そしてトップ10プロスペクトのジャクソン・ジョーブという5人を想定していた」と当初の先発候補の名前を並べながら、「タイガースにはカッブの代わりに開幕ローテーション入りする可能性のある選手が何人かいる」と指摘。
その上で、最初に前田の名前が挙げられており、「球団としてはケンタ・マエダに復活してほしいと考えているはずだ」として首脳陣の心情を読み解きながら、「デトロイトでの最初のシーズンは悪夢のようなものだった。先発ローテーションに定着できず、シーズン途中から低負荷のリリーフ登板がメインになってしまった」と昨季の内容を振り返っている。
さらに同メディアは、「36歳のマエダにどこまでの力が残っているかは未知数だが」と前置きした上で、「今春、チャンスが与えられるのは間違いない」と主張する。
また、前田以外では、昨季6勝をマークした左腕のブラント・ハーターや、若手のタイ・マッデン、ケイラー・モンテロなども候補として紹介されている。
現地メディアの見解の通り、先発投手として前田の再起を期待する声は少なくないようだ。スプリングトレーニングでどれだけアピールできるか。激しい競争に挑むベテランのパフォーマンスに注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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