久保は正確なボールコントロールでゴールを射抜いた(C)Getty Images レアル・ソシエダの久保建英がヨーロッパリーグ(EL)の舞台でも大仕事をやってのけた。決勝トーナメント・プレーオフ第1戦として現地時間2月13日に行われたミッティ…
久保は正確なボールコントロールでゴールを射抜いた(C)Getty Images
レアル・ソシエダの久保建英がヨーロッパリーグ(EL)の舞台でも大仕事をやってのけた。決勝トーナメント・プレーオフ第1戦として現地時間2月13日に行われたミッティラン(デンマーク)とのゲームで決勝ゴールを挙げ、2-1の勝利に貢献している。
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敵地で行われた1stレグ、レアル・ソシエダは11分にブライス・メンデスのPKで先制するも、相手に攻め込まれるシーンもみられた。その状況の中、先発した久保の左足から前半に追加点となるゴールが生まれている。
31分、右サイドで味方からのパスを受けた久保は中央へとドリブルで切れ込んでいき、スピードに乗ったままペナルティアーク付近から左足でシュート。相手ゴールキーパーの頭上を越える軌道を描き、逆サイドのネットを揺らした。目の前でブロックを試みたディフェンス2人の間を狙い、キーパーも触ることができず、完璧なコースで打ち込んだ鮮やかなゴールだった。
その後、ミッティランが1点を返すも、レアル・ソシエダは試合終了までリードを守り切り、タイムアップを迎えている。久保はフル出場を果し、この一戦における勝利の立役者となった。
敵地での初戦、貴重な働きをみせた背番号14には、現地メディアからも賛辞が贈られている。スポーツサイト『MUNDO DEPORTIVO』では、久保を「マジシャン」と称し、その上で「たった1回のシュートで、彼は試合で最も優れた選手になった。日本のストライカーはライバルたちをはるかに凌駕し、チームを向上させた」などと評価。さらに、「彼のゴールがチームに勝利をもたらし、クボはチームの運命を変える男となった」と殊勲の決勝点を絶賛している。
また、スペインメディア『ELDESMARQUE』では、「タケフサ・クボが勝利を手繰り寄せる」と銘打ったゲームレポートを配信。その中での個人採点において、チーム最高となる「8」を与えており、「レアル・ソシエダの中で断トツの活躍ぶり。クボらしい見事なゴールを決めただけでなく、攻撃で何度もチャンスを作った。いくつものプレーで存在感を示した」などとパフォーマンス振り返っている。
ボール支配率やシュート数でも相手に上回られるなど、レアル・ソシエダにとっては厳しいゲーム展開となったが、日本人MFの勝負強さが白星を呼び込んだ。現地時間2月20日にホームで行われる2ndレグでも久保がどんなプレーをみせてくれるか、非常に楽しみだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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