開幕戦からいきなり7つのゴールが生まれた大阪ダービーで、敵地スタジアムを静まり返らせたセレッソ大阪FW中島元彦のテクニ…
開幕戦からいきなり7つのゴールが生まれた大阪ダービーで、敵地スタジアムを静まり返らせたセレッソ大阪FW中島元彦のテクニカルなドリブル弾に反響が寄せられた。
2月14日にパナソニックスタジアム吹田で行われたガンバ大阪対セレッソ大阪の“ダービー開幕戦”は、アウェイのC大阪が前半7分の北野颯太の先制ゴールを皮切りに、常に先手を取る展開で5−2の勝利を飾った。そのすべてのゴールに見どころとドラマがあった中、ダメ押しの5点目も話題になった。
得点者は、C大阪のアカデミー育ちで、J2ベガルタ仙台での3年間の武者修行を経て今季古巣復帰を果たした25歳の中島だ。後半37分から1トップの位置に入ると、アディショナルタイム4分に相手のミスからチャンス到来。相手陣右サイドからフリーでドリブルを開始すると、ボックスに入ったところで対峙したDF中谷進之介を縦への仕掛けからのシュートフェイトで完璧にかわすと、カバーに入ったDF福岡将太もフェイントで外し、最後は左足シュートでGK一森純の逆を突いてニアサイドに流し込んだ。
ゴールを決めた後は、ゴール裏で機関銃のゴールパフォーマンスも披露。チームメイトから歓喜の抱擁でもみくちゃにされると同時にG大阪サポーターで埋まったスタンドを沈黙させた。
■「柿谷の解説いいなぁ(笑)」
このゴールシーンで、DAZN中継で解説を務めた元C大阪の柿谷曜一朗氏は、中島がドリブルを開始した直後に「パス出すな」の言葉、そしてゴールを決めた後には「そやな、お前は」とポツリ。その解説も含めて、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。
「これは上手すぎるってw」
「これがチンチンにするって言うんやな」
「柿谷の解説いいなぁ(笑)」
「プレーもすごいけど柿谷さんの解説が頭に残る!」
「曜一朗の“パス出すな”が聞こえてるかのようなもっくんのゴール」
昨季リーグ2位の21ゴールを挙げたエースFWレオ・セアラが鹿島アントラーズに移籍したことで得点力低下が懸念されていたC大阪だったが、その心配を一夜にして吹き飛ばすゴールラッシュ。その仕上げの5点目を決めた中島には、今後のさらなる得点量産が期待できそうだ。