ドイツ1部ボルシアMGに所属するサッカー日本代表DF板倉滉が試合中のピッチ上で“主審から励まされる”シーンが話題となった。 その“あまり見たことがない”珍しい光景は、現地2月8日に行われたブンデスリーガ第21節、ボルシアMGが本拠地ボルシ…
ドイツ1部ボルシアMGに所属するサッカー日本代表DF板倉滉が試合中のピッチ上で“主審から励まされる”シーンが話題となった。
その“あまり見たことがない”珍しい光景は、現地2月8日に行われたブンデスリーガ第21節、ボルシアMGが本拠地ボルシア・パルクにフランクフルトを迎えた一戦で起こった。この日もセンターバックとしてスタメン出場した板倉は、頭脳的かつ体を張ったディフェンスで奮闘。そして1−1のまま後半アディショナルタイムに突入した時だった。
守備陣としては絶対に失点は許されない場面。中盤でのボールの奪い合いをフランクフルトが制し、後半38分から途中出場していた前線のフランス人FWセペ・エリー・ワイへパスが入る。そこを“潰し”に行った板倉は、一度は入れ替わられることになったが、すぐにリカバリーして斜め後方から再び相手に迫ってスライディングタックルでドリブル阻止した。
しかし、そのタックルの際に接触があり、板倉がピッチに倒れ込む。そこから痛みを我慢しながら四つん這いになっていた板倉に対して、様子を見ていたドイツ人のクリスティアン・ディンゲルト主審が目の前で言葉を掛けながら拳を握って板倉を鼓舞。その主審からの“励まし”もあってか板倉は無事に立ち上がり、ディンゲルト氏と握手を交わした。
■「『立てるか?頑張れ!』って励ましてる」
この“あまり見たことがない”シーンを、スカパー!ブンデスリーガ公式エックス(旧ツイッター)が「主審に励まされる板倉」のテロップを付けて公開すると、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。
「申し訳ないけど笑ってしまった」
「どう見てもこの主審『立てるか?頑張れ!』って励ましてる」
「同じ漢としての鼓舞ですね」
「審判ファンやろ(笑)」
「ほんとに板倉ってなんでこんなに面白シーンを生み出してくれるの」
試合はそのまま1−1で終了。これでボルシアMGはリーグ戦3試合負けなし(2勝1分け)となった。昨年6月のワールドカップ予選・シリア代表戦で、試合中に相手選手との協力で“逆立ち補助倒立”を披露したこともある板倉が、また一つ“伝説のシーン”を作り出したと言えるのかも知れない。