NBA2024-25レギュラーシーズンは2月14日(現地時間13日)をもって一時中断。15日から17日(同14日から16日)…
NBA2024-25レギュラーシーズンは2月14日(現地時間13日)をもって一時中断。15日から17日(同14日から16日)にかけてカリフォルニア州サンフランシスコのチェイス・センターで開催される「NBAオールスター2025」を経て、20日(同19日)に再開する。
八村塁所属のロサンゼルス・レイカーズはウェスタン・カンファレンス5位の32勝20敗。10位のゴールデンステイト・ウォリアーズまで勝率5割超えと、強豪がひしめくウェスタン・カンファレンスでプレーオフ進出圏内につける。
17度の優勝を誇る名門は開幕前、コーチ経験がない元NBA選手のJJ・レディックヘッドコーチを新指揮官として招へい。「NBAドラフト2024」ではブロニー・ジェームズを指名し、レブロン・ジェームズとの親子コンビが誕生した。
開幕3連勝と幸先のいいスタートに成功したものの、王者として臨んだ「エミレーツNBAカップ2024」はグループステージ敗退。12月にはブルックリン・ネッツとのトレードでディアンジェロ・ラッセルとマクスウェル・ルイスを放出し、ドリアン・フィニー・スミスとシェイク・ミルトンを新たに迎え入れた。1月はカリフォルニア州ロサンゼルス近郊で山火事が発生。指揮官の自宅が全焼するなど、コート外で困難に直面したが、1月に開催された15試合を9勝6敗と勝ち越した。
2月に入ると、世界を揺るがす大型トレードを敢行。レブロンとともに2大エースを務めていたアンソニー・デイビス(ダラス・マーベリックス)などと引き換えに、ルカ・ドンチッチをはじめ、マクシ・クリーバー、マーキーフ・モリスを獲得した。シャーロット・ホーネッツとのトレードは破綻に終わったが、センターを本職とするアレックス・レンとも契約を結んだ。
1月31日(同30日)のワシントン・ウィザーズ戦から6連勝を達成。オールスター前最後の試合となったユタ・ジャズ戦に敗れたものの、十分な“貯金”を持ってオールスターブレイクに突入した。
八村はそのレイカーズで出場した45試合すべてに先発。1試合平均32.0分のプレータイムは6シーズン目のNBAキャリアで最も長い。同13.4得点5.2リバウンド1.4アシスト、フィールドゴール成功率51.0パーセントを記録する。
特筆すべきは3ポイントシュート。1試合あたりの試投数3.9本は昨シーズンを上回り、その成功率はリーグ7位の43.4パーセントと好調を維持する。2ケタ得点を続ける2月の6試合では33本中16本の成功(48.5パーセント)。ドンチッチの華麗なパスから沈める場面も見られ、新戦力との連携を深めることで八村の強みがより発揮されるだろう。
【動画】今季最多24得点と躍動 八村塁ハイライト