目の覚めるような鮮烈な一撃を見舞った久保。(C)Getty Images 目の覚めるようなゴラッソがさく裂した。 現地2…

 

目の覚めるような鮮烈な一撃を見舞った久保。(C)Getty Images

 

 目の覚めるようなゴラッソがさく裂した。

 現地2月13日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)の決勝トーナメント・プレーオフ第1レグで、レアル・ソシエダがデンマーク王者のミッティランと敵地で対戦。スペインの古豪が2-1で先勝した一戦において、鮮烈な輝きを放ったのは、日本代表MFの久保建英だった。

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 右ウイングで先発起用された久保は、チームが1点をリードしていた31分に最大の見せ場を作る。敵陣の右サイドでボールを持つと、徐々にスピードを加速。そしてカットインで対峙したDFを振り切った刹那に左足を一閃。対角線上に鋭く、真っ直ぐ伸びていったシュートは、相手守護神ヨナス・レッスルがめいっぱいに伸ばした指の先を行き、勢いよくゴール左に突き刺さった。

 文字通り圧巻の一撃だった。アルゼンチン代表FWのリオネル・メッシを彷彿とさせる久保の十八番とも言えるカットインからのゴールには、地元メディアもただただ脱帽するばかりだ。

 R・ソシエダの地元紙『Noticias de Gipuzkoa』は「彼が絡むと、たとえ断続的であったとしても、常に危険な状況を作り出していた」と激賞。寸評採点において「7」の高評価を下した上で「素晴らしいゴールだった。出場してすぐに、彼がトップコーナーを狙うで榴弾砲あることがわかった」と褒めちぎった。

 また、対戦したミッティランの地元メディアからも久保に対する賛辞が相次いだ。日刊紙『Ekstrabladet』は「タケフサ・クボは巧みなドリブルからのシュートを放ち、GKに止めさせるチャンスを与えることのない美しいボールをファーコーナーに突き刺した。彼は素晴らしい才能の証拠を見せつけた」と絶賛。同じく日刊紙『Herning Folkeblad』も久保の一撃を「夢のようなゴール」と激賞。「バスク人にとって敵地での任務は成功し、彼らは望んでいた結果を持ち帰った。それはクボのゴールによるところが大きい」とアウェーゴールを奪われたダメージの大きさとともに、ゴールの美しさを称えた。

 R・ソシエダ加入後、得点を決めれば絶対に負けないという“不敗神話”(20勝1分け)を継続させた久保。今夏の移籍話も浮上する中で、声価を高める23歳の日本人の活躍には引き続き注目だ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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