【SVリーグ】サントリーサンバーズ大阪 2-3 ウルフドッグス名古屋(2月8日・男子第15節)【映像】「背走しながら」あ…

【SVリーグ】サントリーサンバーズ大阪 2-3 ウルフドッグス名古屋(2月8日・男子第15節)

【映像】「背走しながら」あり得ないレシーブの瞬間

 最後まであきらめないリベロが魅せた執念のプレー。場外まで背走して看板に激突しそうになりながらもワンハンドレシーブで味方に繋いだあり得ないシーン。「返せるか?返ってきた!」と実況が大興奮。会場からも大きな拍手が起こった。

 大同生命SVリーグの男子第15節で、サントリーサンバーズ大阪はウルフドッグス名古屋と対戦。第4セット、16-24でWD名古屋のセットポイントという状況の中、迎え打ったサントリーに注目のプレーが起こった。

 1点を取れば第4セットを取り、セットカウント2ー2でファイナルセットに持ち込めるWD名古屋。オポジットのニミル・アブデルアジズが強烈なジャンプサーブを繰り出した。

 これに反応したサントリーのアウトサイドヒッター・髙橋藍だったが、うまくレシーブできず。サーブのパワーに屈する形で体勢を崩し、ボールを後ろにそらしてしまう。高々と上がったボールはサントリーのベンチ脇に到達する勢いだったが、次の瞬間、リベロの藤中颯志がスーパープレーを披露した。全速力で落下地点に走り込み、目の前の看板に激突しそうになりながらも左手でボールを上げたのだ。決死のワンハンドレシーブで味方に繋いだ。

 実況・竹内義貴氏は「追いかける、追いかける。何とか繋ぐか?返せるか?返ってきた!」とこのシーンを興奮気味に伝えたが、まさに決死のプレーとなった。

 しかし、このレシーブは奏功しない。WD名古屋はサントリーの陣形が整う前に高速アタックを仕掛けると、懸命に戻った藤中が捨て身のレシーブで防ごうとするもわずかに届かず。速攻をしのげなかった背番号8はその場に大の字になり、悔しさを露わにした。

 結果的に名古屋にセットを奪われ、サントリーは続く第5セットも落として同カード連敗を喫してしまった。ただし、藤中のプレーは執念を感じさせるものであり、山口県出身のリベロの奮闘には、会場に駆けつけた5000人超の観客から称賛の拍手が送られた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)