デビュー3年目の田口貫太騎手が、京都記念(4歳上・GII・芝2200m)のブレイヴロッカー(牡5、栗東・本田優厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。 田口騎手は23年デビューの21歳。ルーキーイヤーはJRAで同期最多となる35勝を挙げて、最多…

 デビュー3年目の田口貫太騎手が、京都記念(4歳上・GII・芝2200m)のブレイヴロッカー(牡5、栗東・本田優厩舎)でJRA重賞初制覇を狙う。

 田口騎手は23年デビューの21歳。ルーキーイヤーはJRAで同期最多となる35勝を挙げて、最多勝利新人騎手賞を獲得した。2年目の昨年、関東オークスのアンデスビエントで重賞初制覇を果たすと、夏には約2カ月のフランス遠征を敢行し、2勝をマーク。JRAでも40勝を挙げて、全国リーディング26位に躍進した。しかし、これまでJRA重賞には32回騎乗して、昨年のデイリー杯2歳Sのドラゴンブーストの2着が最高着順。3着も1回あるが、勝利には手が届いていない。

 京都記念はブレイヴロッカーに騎乗する。ドゥラメンテ産駒の5歳牡馬。一昨年12月のオープン入り。昨春には大阪-ハンブルクCで2着の実績がある。今回はこれまで3戦して掲示板確保が一度もない重賞へのチャレンジ、しかも5カ月ぶりの実戦となるので楽ではないが、差し有利の展開になれば見せ場以上があっていい。

 田口騎手は2日間の騎乗停止から今週復帰となる。テン乗りのパートナーでどんな手綱捌きを見せてくれるのか。3年目の大ブレイクを予感させるタイトル奪取を期待したい。