日本競輪選手会栃木支部(宇都宮市)所属で、最高グレードレースGIで歴代最多の16勝をあげて昨年12月に現役を引退した神…

 日本競輪選手会栃木支部(宇都宮市)所属で、最高グレードレースGIで歴代最多の16勝をあげて昨年12月に現役を引退した神山雄一郎さん(56)が4日、宇都宮市役所を訪れ、佐藤栄一市長に引退報告をした。

 神山さんは小山市出身で、宇都宮市の作新学院高校では自転車部に所属、3年間自宅から片道約1時間半かけて自転車で通学した。1988年5月にプロデビュー、通算909勝をあげ、すべてのGIレースで優勝するグランドスラムも達成した。生涯獲得賞金は29億円を超え、1996年アトランタ五輪、2000年シドニー五輪にも出場した「競輪界のレジェンド」だ。

 佐藤市長は感謝状を渡し、「(宇都宮市が)『自転車のまち』と言える要因の最初の一歩を投じていただいた」。神山さんは、自身が使った自転車のフレームを佐藤市長に贈った。

 神山さんは取材に「鍛えた自分の力で勝負するのが競輪の魅力」と語り、「走っている時は必死だった。振り返るといいことが思い出され、いい競輪人生だった」。4月から日本競輪選手養成所の所長に就任し、後進の指導にあたるといい、「ファンを大事にできる選手がいっぱいいてくれれば競輪業界も発展していくと思うので、うまく指導できれば」と抱負を述べた。(石原剛文)