中国・武漢で開催されている「武漢オープン」(WTAプレミア5/9月24~30日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、アシュリー・バーティ(オーストラリア)が全仏チャンピオンのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を…

 中国・武漢で開催されている「武漢オープン」(WTAプレミア5/9月24~30日/賞金総額266万6000ドル/ハードコート)のシングルス準決勝で、アシュリー・バーティ(オーストラリア)が全仏チャンピオンのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-3 6-0で下し、彼女にとってもっともビッグなWTA決勝に進出した。

 バーティは決勝でカロリーヌ・ガルシア(フランス)と対戦する。ガルシアはもうひとつの準決勝で、予選を勝ち上がったマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-3 6-2で破った。

 生き残っている最後のシードだった第8シードのオスタペンコは、疲れているように見えた。世界1位のガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に対する木曜日の勝利を含め、彼女のここまでの3試合は、すべて3セットにまでもつれ込んでいたのだ。しかし、バーティのこれに先立つ3試合もまた長いものであり、その上、彼女はダブルスでも準決勝に進んでいた。

 バーティは先にブレークを果たして4-2とリードし、試合の主導権を握った。彼女が自分のサービスをキープして第1セットを取ったときが、試合に一気にけりをつけた7ゲーム連取の始まりだった。これは彼女にとって、今週だけで3度目のトップ10選手に対する勝利だった。

 エンジンをかけることのできないオスタペンコはコーチに文句を言い、治療のためトレーナーを呼んだが、そのどちらも彼女を助けることはなかった。

 ガルシアは、サカーリにほとんど脅かされることなく勝利をおさめた。サカーリは、この自身初のWTA大会準決勝で、ここ一週間で一番ためらいがちなプレーをした。

 ガルシアは、彼女にとって今年初となる決勝に進出した。彼女はキャリア4番目のタイトルを目指して戦うことになる。

「気分はいいわ。決勝に進めない時期が長く続いたけれど、今年はいろいろなことがあったの」とガルシアは言った。

 ガルシアはこれ以前に一度もバーティと対戦したことがない。一方、21歳のバーティは、3月にクアラルンプールでキャリア初タイトルを獲得している。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「武漢オープン」準決勝で全仏覇者のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を倒し、決勝に進出したアシュリー・バーティ(オーストラリア)(写真◎Getty Images)

Photo: WUHAN, CHINA - SEPTEMBER 29: WUHAN, CHINA - SEPTEMBER 29: Ashleigh Barty of Australia celebrates victory during the Ladies Singles semi final match against Jelena Ostapenko of Latvia at the 2017 Wuhan Open on September 29, 2017 in Wuhan, China. (Photo by Wang He/Getty Images)