【ラグビー】イングランド代表26-25フランス代表(2月8日・日本時間9日/トゥイッケナム・スタジアム)【映像】試合終了…

エリオット・デイリー

【ラグビー】イングランド代表26-25フランス代表(2月8日・日本時間9日/トゥイッケナム・スタジアム)

【映像】試合終了直前、劇的なトライの瞬間

 One for all All for one。ラグビー界でよく使われる言葉を実践するかのような胸アツなトライが誕生した。試合終了間際の79分、イングランド代表は敵陣22メートルライン内側のラインアウトから、力を結集したモールで押し込み、そこから値千金のトライ。その後のゴールで劇的な逆転を果たすと、地元ファンからも割れんばかりの大歓声が起きた。

 大観衆の声援を背に受け、押し、走った。19-25と6点差を追うイングランド代表。トライ+ゴールで7点を奪えれば、1点差で逆転勝利という僅差の中、残り時間も2分を切ろうかというところで、敵陣22メートルライン内側でラインアウトを得た。しっかりとボールを確保すると、少しでもトライラインに近づこうと次々に選手がモールに加わり、じりじりと前進。フランス代表も全力で耐えようとする中、5メートルラインが視界に入ってくるあたりで、ついにボールを大きく展開した。

イングランドの突進

 きれいに形成されたバックスのラインに対してボールが供給されると、少しずつ相手のマークをずらし、ギャップが生まれたところで途中から出場したエリオット・デイリーが、タックルをしてきたフランス代表の選手たちをハンドオフで突き放しながら、劇的なトライ。ゴールポスト付近だっただけに、逆転確実というトライにもなり、仲間選手からもみくちゃにされた。

 ゴール後、マイボールにした後に大きく蹴り出してノーサイド。世界ランキング4位のフランスを相手に同7位のイングランド代表が勝利したこともあり、満員になって地元スタジアムは、興奮の坩堝と化していた。
(ABEMA/WOWSPO/ラグビー欧州6カ国対抗戦 シックス・ネーションズ)