ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに所属するなでしこジャパンのMF谷川萌々子のブンデスリーガデビューに注目が集まった。…

 ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンに所属するなでしこジャパンのMF谷川萌々子のブンデスリーガデビューに注目が集まった。

 愛知県出身の谷川は、2005年5月7日生まれの現在19歳。JFAアカデミー福島時代の2023年11月に現役高校生としてなでしこジャパンデビュー。2024年にバイエルンと契約を交わしてスウェーデンのローゼンゴードへ期限付き移籍して活躍を続けると、2024年夏のパリ・オリンピックではグループステージ第2戦のブラジル戦で試合終了間際に起死回生の逆転ロング弾を決めて大きな話題となった。

 スウェーデンで20試合16得点と圧巻の数字を残した谷川は、2025年1月からバイエルンに復帰してチームに合流すると、ウィンターブレイク明けの初戦となった現地2月9日のホッフェンハイム戦でベンチ入りし、3−1とリードした後半アディショナルタイム1分から交代でピッチに立ち、女子ブンデスリーガデビューを果たした。

 起用ポジションは4−2―3−1のトップ下。全身赤のユニフォームでピッチに駆け出した谷川は、仲間とのバランスを見ながら前線にポジショニングすると、直後に相手のクリアボールを後ろ向きの状態から右足ワンタッチで最前線のFWへ絶妙のパスを送り、すぐにパス&ゴーで加速した。残念ながらリターンパスは来ず。ボールタッチもこの1回のみで出場時間は2分少々という短いものだったが、試合終了後にはチームメイトと抱擁を交わして笑顔を見せた。

■「ユニフォーム凄く似合ってます」

 この谷川の待望のバイエルンデビューの瞬間と才能を垣間見せたワンタッチパスに対して、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。

「谷川デビューおめでとう。見事なワンタッチパスさすが。」
「谷川萌々子選手バイエルンデビュー!短い時間だったけれどワンタッチで味方にパス これからが楽しみ」
「デビューおめでとう ワンタッチだったけど存在感示したね」
「バイエルンデビューおめでとうございます!ユニフォーム凄く似合ってます」
「谷川萌々子ブンデスリーガデビューきたああああ 伝説の始まりです」

 試合終了後、谷川も自身の公式インスタグラムに「このシャツを着て、素晴らしいチームメイトとプレーできて幸せです。ありがとう!」と写真を投稿するとともに、「ここから」と力強いひと言。まさに“ここから”に期待を抱かせる谷川のデビュー戦となった。

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