アイスホッケー女子の冬季五輪最終予選は8日、北海道苫小牧市で2日目があり、日本(世界ランク7位)の4大会連続5回目の五…
アイスホッケー女子の冬季五輪最終予選は8日、北海道苫小牧市で2日目があり、日本(世界ランク7位)の4大会連続5回目の五輪出場が決まった。2026年2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪の切符獲得は全競技を通じて日本勢で初めて。
日本はこの日、ポーランド(同20位)に6―0で勝利し、2連勝で勝ち点を6に伸ばした。日本は9日の中国との最終戦の結果にかかわらず、グループ1位が確定した。
日本は第1ピリオド(P)開始早々、前田涼風が先制点を挙げると、第1Pだけで6得点を挙げた。
■ベテランが鼓舞、成長は続く
試合前、ベテラン浮田が円陣で声を出した。
「初戦にできたプレーを、今日できないことはない」。若手が多いチームは時折、不安定さをのぞかせる。一方で、勢いに乗れば怖いものはない。五輪切符がかかった大一番。快勝した初戦のフランス戦の勢いを持ち込もうとしたベテランの鼓舞は当たった。
試合開始から約6分、前田が先制点をたたき込んだ。3点目は若手の輪島。浮田も4点目、そして6点目を挙げ、第1ピリオドだけで6得点。飯塚監督は「申し分ない。早い段階で試合の方向性を決定づけられた」。ベテラン、若手が一体となった速攻で五輪切符をたぐり寄せた。
2022年の北京五輪のメンバー23人のうち、主将の大沢や攻撃の要の久保ら11人が抜けた。一方、北京五輪直前にメンバーから外れた若手の伊藤や輪島はユース世代で着実に成長。6日のフランスとの初戦で伊藤は先制点を含む2得点を挙げ、輪島も2得点と活躍した。
月1回の強化合宿で、ベテランと若手の「距離感」は徐々に縮まった。選手全員の性格診断や各自がチーム内でやるべき「役割」を決めるなどして、チームの一体感を培ってきた。
小池主将は「先輩たちがつないできた五輪出場をさらにつないでいくことで、アイスホッケーの未来もつないでいきたい」。本番まであと1年。チームの成長は止まらない。(鷹見正之)