2月8日に国立競技場で行われたヴィッセル神戸対サンフレッチェ広島の「FUJIFILM SUPER CUP」で中継画面に映し出された“一場面”が大きな話題となった。 昨季のリーグ&天皇杯王者の神戸が0−1の1点ビハインドで迎えた後半18分過…
2月8日に国立競技場で行われたヴィッセル神戸対サンフレッチェ広島の「FUJIFILM SUPER CUP」で中継画面に映し出された“一場面”が大きな話題となった。
昨季のリーグ&天皇杯王者の神戸が0−1の1点ビハインドで迎えた後半18分過ぎのことだった。3日後の2月11日にACLE第7節・上海海港戦(神戸市御崎公園球技場)を控える神戸はこの日、1.5軍と言えるスタメン編成で臨んでおり、同点、そして逆転へ向けて、吉田孝之監督はベンチに温存していた主力を呼び、一気に“3枚代え”を実行したのだ。
その“3枚”が実に強烈だった。背番号24のDF酒井高徳、背番号11のFW武藤嘉紀、背番号10のFW大迫勇也。いずれも元日本代表で2018年ワールドカップ・ロシア大会のメンバーで、ドイツ・ブンデスリーガで活躍してから神戸入りした面々であり、そのうち2人(大迫、武藤)は過去2年のJ1リーグのシーズンMVP受賞者でもある。
この“大物”の3人がタッチライン際に居並ぶシーンが中継でも抜かれると、解説を務めた林陵平氏は思わず「ラスボス感ありますよねぇ」とポロリ。Jリーグ公式エックス(旧ツイッター)でも3人が準備を整えているシーンからピッチに駆け出すシーンを動画で公開し、神戸が一気に“本気モード”に入った瞬間を紹介している。
■「元ブンデスリーガワールドクラス3枚イッキ替え」
そしてこの神戸の元ブンデス&代表トリオの同時投入シーンに対して、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。
「すごいメンバー投入」
「これは強烈」
「ラスボス感」
「強者感が凄い」
「元ブンデスリーガワールドクラス3枚イッキ替え」
チームの核となる3選手の同時投入で流れを変えたかった神戸だったが、広島の洗練された組織サッカーが上回り、試合は広島が2−0で勝利した。だが、敗れた神戸もこの3人が試合開始時からピッチに立っていれば、また違った試合展開になったことが予想される。それだけに、この3人同時の交代シーンは、彼らの存在感を改めて知らされた瞬間でもあった。