2019年「WMフェニックスオープン」の覇者であるリッキー・ファウラーが成功を収めたコースに帰ってきた。今週「WMフェ…
2019年「WMフェニックスオープン」の覇者であるリッキー・ファウラーが成功を収めたコースに帰ってきた。
今週「WMフェニックスオープン」の競技を前に、我々はファウラーを捕まえ、彼のバッグの中身をチェックすると共に、彼が現在使用するクラブを選んだわけについて話を聞いた。
最近、ファウラーは大掛かりな用具変更を行いつつ、並行してドライバーやミニドライバーのテストを行ってきた。ファウラーにとって、テストは自身のゲームへの投資にあたるわけだが、同時にそれはコブラの研究開発チーム、ひいてはゴルファー全体にとっての利益にもなっている。
「テスティングのほとんどは、自分個人のためのものだったけれど、コブラや研究開発チーム、将来的な開発のためにもなるんだ。コブラのクラブや、他の用具をテストするなかで、形状や重量配分、その他もろもろのことなど、何が機能するかを見定めているんだ」
「そうした知識、あるいは、何が起こっているかについての理解はとにかく持っていたんだ。何が何を引き起こすかについて、よく理解したいし、特定のことが自分にとってどう感じられ、それが他の人にも当てはまるのかを知りたいんだ。でも、最終的には何が自分にとって最も機能するかを見つけ出すのが目的なのだけど、同時に、自分個人のためだけでなく、僕らの製品をできる限り最高のものにするためにフィードバックするよう努めているし、最終的に消費者のためになればと思っているんだ」
ドライバー:コブラDSアダプトX(9度)
ではTPCスコッツデールでのバッグの中身を彼の視点から詳しく見てみよう。
ファウラーは新しいDSアダプトドライバーがUSGAの適合リストに掲載された際、その数日後の「グラント・ソーントン招待」にて、同クラブに乗り換えた最初の選手の一人だった。この新ドライバーには、コブラのフューチャーフィット33ホーゼルが搭載されており、33通りのロフトとライ角の組み合わせからドライバーのセットアップを調整できるようになっている。
「新しいDSアダプトで、Xのヘッドを使っていて、極わずかならアップライトになるD2セッティングにしているんだ。僕にとってこのXヘッドは少しフラットに見えるんだ。だから、少しだけアップライトのセッティングにすると、自分にとってはより正常な見た目になるんだよ。3グラムのウェイトを付けていて、内部の重量配分も少し調整してもらっているんだ。ここ(ソールのトウ側)には4グラムのウェイトを装着していて、ここ(後方)には13グラムほどの接着剤が入っているんだ。スイングウェイトを合わせるため、テープも貼ってあるね。これはD3を少し下回るくらいだね」
ミニドライバー:テーラーメイドBRNR(13.5度)
1月「ザ・アメリカンエキスプレス」ではコブラのミニドライバーをテストしたファウラーだったが、自身のゲームにとっての多用途性から、テーラーメイドBRNRミニドライバーを使い続けることにしたようだ。
「まだミニをバッグに入れているけど、(コブラは)独自のバージョンに取り組んでいるので、もうじきそれを使えるようになればと思っているんだ。これは13度にセットしているね。強力な3番ウッドとしての役割に加え、ティショットのオプションにもなっているんだ」
5番ウッド:コブラLTDx LS (18.5 度)
ファウラーはいまだに3年近く前にリリースされたコブラLTDx LSの5番ウッドを使っているが、そのセットアップは興味深い。ファウラーは操作性を上げるため、通常よりも短いシャフトを装着している。
「信頼のおける短めの5番ウッドみたいな感じだね。これは40インチ強しかないので、このクラブにしては短い部類に入るね。ロフトは18.5度だね。短めのクラブだと、ショットの操作がしやすいんだ」
アイアン:コブラ キング ツアーブラック(4-PW)
ファウラーは3番アイアンの不足を補うため、アイアンセットを構成するにあたり、ロフト角を1度単位で調整している。
「僕は3番アイアンを入れていないので、5番アイアンは1度ストロングで、4番アイアンは2度ストロングにしているんだ。そこでギャップを埋めているんだ。それにアイアンセットは通常、(番手間が)3度のギャップになっているけれど、僕のは全体を通して4度のギャップになっているんだ」
ウェッジ:コブラスネークバイ(54度、58度)、タイトリスト ボーケイ ウェッジワークス(60.5度)
ファウラーは現在使用しているウェッジについて語ると共に、若い頃、自分でウェッジを研磨したり、刻印したりすることに熱中していたと明かした。
「ボーケイ60Lを入れているね。錆の浮いたやつは52度と56度だね。子供の頃は、自宅でウェッジを研磨して遊んでいたんだ。単に見た目や美意識の問題だけど、パター、ウェッジ、そしてアイアンも、一度塗装を落として、別の色で塗装を施したりしていたね」
「コブラの塗装を入れる話をしたこともあったけれど、前はマニキュアの除光液か何かを使っていたんだ。姉の除光液を借りることもあったし、クールな色をゲットすると、それをアイアンに使っていたんだ。当時はブレード型だったね。オクラホマ州立大に行ってからは、オレンジの塗装が多くなったよ。いつもそういうのを楽しんでいたし、あれこれいじるのは楽しかったね」
パター:L.A.B.ゴルフDF3
ファウラーは2024年を通して断続的にパターのテストを行い、様々なメーカーの異なるプロトタイプパターを試し、パターの長さも様々なものを試したが、基本的には2023年の「ロケットモーゲージ選手権」で復活優勝を遂げた際に使用したオデッセイ ジェイルバードを使っていた。
しかし、フェデックスカッププレーオフ進出を逃したことで、予想よりも休暇が長くなったことから、ファウラーはこの機会を利用し、秋季フェデックスカップへ向けL.A.B.ゴルフDF3へパターを変更した。
「パターはL.A.B.ゴルフDF3だね。これは34.5インチだと思う。スイングウェイトはE5.5で、これはとても気に入っているんだ。プレーオフを逃したことで、タイミング的にはうってつけだったんだ。それに、ちょうど僕らの第二子の誕生とも重なったので、自宅にいることができたし、他のことに時間を充てることができたんだ。パターもそうだね」
「僕にとってDF3は、サイトラインや見た目がこれまでとは違うので、より従来的なパターと並べて置くと、見慣れるまで少し時間が必要だったんだ。これは少しファンキーというか、ノーマルじゃない見た目なので、時間があったことで慣れることができたね。DF3のパフォーマンスは間違いなく気に入っているよ」とファウラーは述べた。
2日目を前に体調不良で棄権したが、23年「ロケットモーゲージクラシック」以来となるツアー7勝目に期待がかかる。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)