JRAは7日、第75回東京新聞杯(GIII、芝1600m)の枠順を発表した。マイルCS4着のブレイディヴェーグは4枠7番、待望の重賞タイトルを狙うボンドガールは2枠4番、2月いっぱいで定年を迎える河内厩舎ゆかりの血統ウォーターリヒトは6枠1…

JRAは7日、第75回東京新聞杯(GIII、芝1600m)の枠順を発表した。

マイルCS4着のブレイディヴェーグは4枠7番、待望の重賞タイトルを狙うボンドガールは2枠4番、2月いっぱいで定年を迎える河内厩舎ゆかりの血統ウォーターリヒトは6枠12番から発走する。

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■内枠有利も、外枠巧者のジョッキーに要警戒

過去10年、最多の3勝を挙げるのが1枠で【3.0.1.12】勝率18.8%、単勝回収値319と、勝率は群を抜き、唯一回収値が100以上をマークする。なお、1枠1番は【2.0.1.7】で単勝回収値は416、複勝回収値も116と、1枠2番より買い。昨年も1枠1番で勝利を手にしたサクラトゥジュールは連覇の可能性が高まった。

2勝を挙げるのは2枠【2.2.0.14】と4枠【2.2.1.14】。次いで3連対の3枠【1.2.0.16】、5枠と6枠は2連対でいずれも【1.1.2.15】の成績。7枠と8枠も同じ成績でいずれも【0.1.2.17】となっている。外枠は2、3着はあるものの、勝ち負けとなると成績が劣り、連対馬20頭中15頭が1桁馬番だ。

5番人気以内で見ても、1~4枠【7.3.1.15】勝率26.9%、複勝率42.3%、回収値が単勝182、複勝102に対して、5~8枠は【2.2.6.14】勝率8.3%、複勝率41.7%、回収値が単勝70、複勝87。馬券内という点では外枠の割引は必要ないが、やはり勝率で大きな差。開幕2週目で内有利の傾向にある。

ただ、5~8枠【2.2.6.14】のうち、田辺騎手が【1.1.0.0】、菅原明騎手が【1.0.1.0】、横山典騎手が【0.0.2.1】、岩田康騎手が【0.0.2.0】と、この4騎手がほとんど結果を出している点は興味深い。もともと岩田康騎手はこのレースが得意だが、菅原明騎手はカラテで2回好走し、他騎手に関してはすべて違う馬によるもの。とはいえ8枠は【0.0.1.2】で、2018年横山典騎手のダイワキャグニー(2人気)しか好走できていない点を考慮すると、外枠不利の側面を覆すのは難しい。8枠のオフトレイルは厳しそうだが、6枠のウォーターリヒトは押さえ必須。7枠のマテンロウスカイは5番人気以内にはならなさそうだが要警戒だ。

脚質で見ると、先行馬は【1.1.3.28】と振るわないレースだが、逃げ馬は【3.1.0.6】。このうち、1桁馬番かつ偶数番から逃げた馬がは【3.0.0.2】と、枠を最大限に活かせる。セオは大外枠。もはや強気に行くしかない枠で単騎逃げが叶いそうなメンバーだが、好枠とは言えない。中団からの差し馬は【5.5.5.44】のうち、1~4枠が【5.3.1.21】と優勢で、内で脚を溜めて運ぶ形が理想。ボンドガールとブレイディヴェーグは好枠をゲットした。追い込み勢は展開次第なら浮上がある程度にとどまるが、【1.3.2.42】のうち、5~7枠なら【1.2.2.18】とチャンスあり。ウォーターリヒトは追い込んで届く可能性が高まった。

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