9月28日、キリンチャレンジカップ・ニュージーランド、ハイチ戦に向けたサッカー日本代表メンバーが発表され、ベテラン組が外れて新戦力の発掘を主眼に置いたメンバーが選出された。とは言っても、顔ぶれにはこれといった変化がなく、サプライズはDF車屋…
9月28日、キリンチャレンジカップ・ニュージーランド、ハイチ戦に向けたサッカー日本代表メンバーが発表され、ベテラン組が外れて新戦力の発掘を主眼に置いたメンバーが選出された。
とは言っても、顔ぶれにはこれといった変化がなく、サプライズはDF車屋紳太郎(川崎フロンターレ)の選出といったところか。
会見の中でハリルホジッチ監督が何度も言っていた通り、チームをレベルアップさせるためにも新戦力の台頭は必要不可欠だ。
特に海外組は厳しい環境に身を置いているため、本大会でも平常心で試合に臨める可能性が高い。どんなに技術、勢いがあっても、緊張や不慣れな国際舞台で縮こまってしまっては本来の力が発揮できない。
そこで、日本を出て海外で武者修行を続けている海外組に注目し、出場時間、得点数という観点から上位5人を発表しよう。(9月28日16時現在)
なお、対象選手は、欧州5大リーグ(スペイン・ドイツ・イングランド・イタリア・フランス)に加え、日本人が所属するポルトガル、ベルギー、オランダ、オーストリア、メキシコの一部リーグに所属する選手とする。
【リーグ戦出場時間が長い海外組の選手は…?】
<B>5位:吉田麻也(サウサンプトン/イングランド):476分</B>
第5位に日本代表不動のCBがランクイン。所属するサウサンプトンでも存在感を強めており、プレミア屈指のCBへと成長を見せている。
<B>4位:武藤嘉紀(マインツ/ドイツ):477分</B>
ケガから復帰した武藤は、ここまでリーグ戦6試合を消化して5試合に先発出場中。得点力の高さは目を見張るものがあり、このままコンスタントに試合に出場すれば得点量産にも期待がかかる。
<B>3位:酒井宏樹(マルセイユ/フランス):508分</B>
酒井も昨シーズン同様にチームの主力にしっかり定着しており、安定感抜群。
代表でも右SBとして不動の地位を築いており欠かせない選手だ。
<B>2位:小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ):550分</B>
ここまでリーグ戦6節までを消化し、第2節に途中交代した以外フル出場を続けている。第6節にはゴールも決めており、監督からの信頼も厚い。
<B>1位:森岡亮太(ベフェレン/ベルギー):716分</B>
今シーズンからベルギーのベフェレンに移籍して目覚ましい活躍をしている森岡が1位に輝く結果に。開幕から8試合全てに先発出場し、途中交代は後半41分に退いた第6節のみ。無尽蔵のスタミナでチームに貢献している。
【リーグ戦の得点数が多い海外組の選手は…?】
<B>4位:本田圭佑(パチューカ/メキシコ):2点</B>
今回はメンバーからは外れたが、28日に行われたリーグ戦でも途中出場でCFの位置に入り得点を記録。あまり多くない出場時間で2得点を記録している勝負強さはさすがの一言。
<B>4位:武藤嘉紀(マインツ/ドイツ):2点</B>
出場時間ランキングでも4位にランクインした武藤がここでもランクイン。強靭なフィジカルを生かしたドリブル突破からゴールも決めていて日本人にはあまりいないタイプのストライカーだ。
<B>2位:岡崎慎司(レスター/イングランド):3点</B>
ベテランの岡崎がランクイン。昨シーズンは献身的な守備が評価され“DFW”と称されるなど得点力は期待されていなかったが、今季は開幕2戦連発など好調を維持。レスター復活のためのキーマンとも言われている。
<B>2位:中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル):3点</B>
この夏、海を渡った中島。リオ五輪では背番号10を背負った男がポルトガルの地でブレイクの兆しを見せており、ロシアW杯のメンバー争いにも加わってくることが予想される。
<B>1位:森岡亮太(ベフェレン/ベルギー):4点</B>
森岡選手が出場時間、得点数の二冠を獲得。得点以外にも5アシストを記録していてまさにチームの心臓とも言える。今回日本代表メンバーには選ばれなかったが、この調子でいけば本大会での選出も近いはずだ。
今季3ゴール目を決めた岡崎慎司(2017年9月23日)(c) Getty Images
武藤嘉紀 参考画像(2016年9月24日)(c) Getty Images
吉田麻也 参考画像(2015年11月28日)(c) Getty Images