3試合を残して球団最多タイの94敗 ヤクルトは9月28日、広島に1-3で敗れた。これで今季94敗目。前身の国鉄スワローズ…
3試合を残して球団最多タイの94敗
ヤクルトは9月28日、広島に1-3で敗れた。これで今季94敗目。前身の国鉄スワローズが1950年に記録した94敗に並んだ。
今季のヤクルトは140試合で44勝94敗2分、勝率は.319。首位広島から43.5差の最下位に沈んでいる。
過去、シーズン94敗以上したチームは13しかない。
103敗 1961年近鉄(6位140試36勝103敗1分、勝率.261)
99敗 1955年大洋(6位130試31勝99敗0分、勝率.239)
98敗 1956年高橋(8位154試52勝98敗4分、勝率.351)
98敗 1955年トンボ(8位141試42勝98敗1分、勝率.300)
97敗 2005年楽天(6位136試38勝97敗1分、勝率.282)
97敗 1958年近鉄(6位130試29勝97敗4分、勝率.239)
96敗 1954年洋松(6位130試32勝96敗2分、勝率.250)
96敗 1950年広島(8位138試41勝96敗1分、勝率.299)
95敗 2010年横浜(6位144試48勝95敗1分、勝率.336)
94敗 2008年横浜(6位144試48勝94敗2分、勝率.338)
94敗 2003年横浜(6位140試45勝94敗1分、勝率.324)
94敗 1950年国鉄(7位138試42勝94敗2分、勝率.309)
94敗 1956年大映(7位154試57勝94敗3分、勝率.380)
NPB史上唯一100敗を記録した1961年の近鉄は、1958年まで「近鉄パールズ」という愛称だったが、チームは下位に低迷し「玉砕ばかりのパールズ」と呼ばれた。1959年から巨人のスター選手で長嶋茂雄の前の背番号「3」だった千葉茂を監督に迎え、愛称も猛牛と言われた千葉にちなんで「近鉄バファロー」と改めたが、以後も成績は低迷。千葉監督3年目の1961年にはNPB唯一の三桁黒星を記録した。千葉監督はこの年限りで退任する。翌年から愛称は「近鉄バファローズ」になった。
スワローズは1950年に94敗も最下位免れる
スワローズの最多敗は1950年、国鉄スワローズ時代に記録されたが、この年はチーム創設1年目。国鉄は各地の鉄道管理局からアマチュア選手を入団させたが、首位から57.5差の7位に終わった。ただしその下に96敗した広島がいたため最下位ではなかった。総監督の楠見幸信、監督の西垣徳雄も国鉄出身だった。この年の国鉄には400勝の大投手、金田正一が入団している。
今季のヤクルトはあと3試合残っているが、全部負けると97敗となり、21世紀以降の最多敗である2005年の楽天に並ぶ。この年の楽天も創設1年目、拡張ドラフトで各球団から集まった選手を田尾安志監督が率いたが、開幕2試合目にロッテに0-26で大敗するなど、負け続けた。
ヤクルトは2年前の2015年には優勝している。当時とメンバーはかなり変わったが、主力選手は変わらない。故障した選手が続出したことが大きいとされるが、退任が決まっている真中満監督のためにも、何とか3連勝して「史上最多敗タイ」で踏みとどまりたいところだ。(広尾晃 / Koh Hiroo)