今川は4日に行われた紅白戦で本塁打を放った(C)産経新聞社 日本ハムは4日、今キャンプ初実戦となる若手主体の5イニング制…

今川は4日に行われた紅白戦で本塁打を放った(C)産経新聞社
日本ハムは4日、今キャンプ初実戦となる若手主体の5イニング制の紅白戦(国頭)を実施。
存在感を示したのは今季でプロ5年目を迎える外野手の今川優馬だった。
【今川優馬最終話】『〇〇投手はピストルのようなストレート
︎』日本ハムの激しいレギュラー争いの中でどのように勝ち抜いていくのか本人に聞いてみた!
「2番・左翼」で先発出場。3回の第2打席、育成左腕の北浦竜次の甘く入った内角直球を捉え、左翼席へ放り込んだ。実戦では12球団トップとなる本塁打をマークした。
この日は初回の第1打席でも左腕、根本悠楓からしっかり四球を選び、仕事を果たした。
オフにはSNSで新庄剛志監督からも、始動を早くするようにアドバイスを受けていたとされるが、この日は助言も生かして、しっかり球も見極めていた。
2020年6位入団、選手兼ファンクラブ会員としても知られる今川も近年は苦しんでいる。22年には10本塁打をマークするも、直近2年はノーアーチ、昨季は6試合の出場にとどまっていた。
巻き返しを期し、キャンプ序盤から飛ばしている今川は現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏のYouTubeチャンネルにゲスト出演。2日に「【今川優馬最終話】『〇〇投手はピストルのようなストレート!!』日本ハムの激しいレギュラー争いの中でどのように勝ち抜いていくのか本人に聞いてみた!」のタイトルで更新された動画内で今季に賭ける思いを語っている。
高木氏から今季への意気込みを聞かれると「今年ファームにいたら野球人生は終わりだと思っている」と強い口調で言い切った今川、続けて「絶対打ちます!」「まずは全試合、1軍にいること」と2025シーズンの目標を掲げた。
昨季チームは2年連続最下位からリーグ2位と躍進、ポストシーズンにおいてもCSファーストSではロッテを破り、ファイナルSへ駒を進めた。
特に本拠地のエスコンフィールドで開催されたファーストS、負ければ終了の第3戦ではロッテに先制を許しながら、清宮幸太郎が同点適時打、水野達稀の2点適時打で勝ち越しと粘り強い戦いで勝利をもぎとった。
同試合の様子はテレビで観戦していたとしながら、今川は「去年ファイターズがCSいって、あの輪の中に自分がいないのは悔しかった」と振り返った。かつて、日本ハムに在籍していた大谷翔平が試合前からしっかりとトレーニングを行っていたことを先輩ナインから聞き、改めて体作りにも励んでいるとした。
その上で巻き返しを期す今季は「ホームランは20本以上打てる自信があります」と高木氏に宣言、し烈な外野手争いを勝ち抜く覚悟を示した。
日本ハムの外野陣といえば、22年の首位打者、松本剛、強肩強打で知られる万波中正、昨年すい星のごとくブレイクした現役ドラフト組の水谷瞬、横浜高校出身の浅間大基などイキのいい選手たちがそろっていることで知られる。
果たして背番号「61」がし烈な外野手争いの中で開幕スタメンを勝ち取れるか。引き続きの猛アピールが期待される。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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