J1昇格を果たしたファジアーノ岡山のホームスタジアム、岡山県総合グラウンド陸上競技場(岡山市北区)の愛称が1日、「シテ…

 J1昇格を果たしたファジアーノ岡山のホームスタジアム、岡山県総合グラウンド陸上競技場(岡山市北区)の愛称が1日、「シティライトスタジアム」から「JFE晴れの国スタジアム」に変更された。命名権を取得したJFEスチール(本社・東京)や県、県スポーツ協会の関係者らが3日、同競技場で新スタジアム名の除幕を行った。

 除幕式には、同社の堀沢輝雄・西日本製鉄所倉敷地区所長や伊原木隆太知事ら約50人が出席した。堀沢所長は「地域を含めて鉄づくりを発展させたいという思いの一環で応募した。スタジアムと一緒に成長したい」とあいさつした。

 伊原木知事は「おかやまマラソンのゴール地点であり、ファジアーノの試合もある。どんな感動が生まれるのか楽しみ。みんなでいろんな思い出を作りたい」と期待を込めた。

 命名権は同社が年間3千万円(税抜き)で獲得。期間は2030年7月末までの5年6カ月。Jリーグはスタジアムの略称を「JFEス」にすると発表している。(上山崎雅泰)

 ファジアーノ岡山は2日、J1昇格初戦となる15日の京都サンガ戦(JFE晴れの国スタジアム)のチケットが車いす席をのぞいて完売したと発表した。

 ホームエリアのチケットは1日にファンクラブ先行販売が終わった時点で「SB指定席」しか残らず、2日午前11時からの一般販売開始後、約5分で完売となった。ビジター席も同日中に完売した。

 前売り時点でのチケット完売は、昨年7月6日のベガルタ仙台戦に続いて、今回で7度目という。約6500枚のシーズンパスも初めて完売している。(大野宏)