トム・キムにとって、新しいパターを使うのは、「AT&Tペブルビーチプロアマ」が初めてのことではない。しかし、本物の芝の…
トム・キムにとって、新しいパターを使うのは、「AT&Tペブルビーチプロアマ」が初めてのことではない。しかし、本物の芝の上での使用は、これが初めてとなる。
キムは先週の月曜日に開催されたTGLのマッチで新しい「スコッティキャメロン スタジオスタイル ニューポート2パター」を実戦投入した。試合では、彼の所属するジュピターリンクスが延長の末、ボストンコモンズに勝利したのだが、試合が開催されたアリーナにはロリー・マキロイ(北アイルランド)やタイガー・ウッズの姿があったにもかかわらず、クラッチパットを決めた。2度出場した「プレジデンツカップ」と同様の熱量を感じさせたキムが主役の座を奪ったのである。
舞台が人工芝から、ペブルビーチの有名なポアナ芝のグリーンに移ったが、PGAツアーで3勝を挙げた際に使用したブレード型に回帰して成功を収めている。4日間を終えてストロークゲインド:パッティングで9位にランクインし、大会は7位で終えた。
「もう少し一貫性があって、優勝した時に使用していたような物の必要性を感じていたんだ。これは、僕が使っていたブレードと全く同じというわけではなく、少し違うものなんだ。マレット型から移行するなかで、これにはいくつか線が入っているのだけど、これまでとは異なるタイプの線が気に入るようになってきたんだ。ちょっとした調整だね。それに、知っての通り、新しくなったフェースもかなり良いので、今のところうまくいっているよ」と、キムは金曜に述べた。
今年のモデルのスタジオスタイルパターには、スタジオカーボン鋼(SCS)製の新しいフェースインサートが搭載されており、このインサートに施された唯一無二のチェーンリンクミリングパターンがよりソフトな打感を実現している。また、キムのパターにはフェース上部に一風変わったアライメント補助が施されている。
パターヘッドの上部にはフェースと平行に白いラインが引かれており、それと垂直にターゲット方向への別のラインが配されている。こうしたラインを利用する場合、平行のラインはフェース側前方に配されることが多いが、キムのパターはフランジの後方部分にラインが引かれている。スコッティキャメロンのツアーレップであるブラッド・クローク氏によると、南カリフォルニアでテストを重ねていたキムは、PGAツアールーキーのティム・ワイディングが使用するヘッドのトップに同じラインの入ったパターを見て、これを好むようになったとのこと。
クローク氏によるとはキムには、このパターのアライメント補助が合っていたという。これはキムの親友であるスコッティ・シェフラーも、昨年になってやめており、パッティングを向上させた要因である。また。キムは新パターにより細めのグリップを装着している。細めのグリップとブレードパターへの回帰には、キムにパッティングのフィーリングを取り戻させる意図があった。
「ブレードにすることにより、彼は創造性を取り戻しました。型にはまってあまりにマレットその物に頼るのではなく、ストロークに自由が生まれたのです。時として、マレット型は選手にとってバンドエイドのようになってしまうことがあります。彼らにはフェースに対する意識を無くしてしまう傾向が見られるのですが、トムもそのような感じになり、パターヘッドの位置がどこにあるかという、フェースの意識を少しばかり失っていたのです。ブレードに戻すことで、そうした感触を取り戻すことができたのです」とクローク氏は述べた。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)