昨年12月に右肘のクリーニング手術を受け、2軍キャンプ地の宮崎・西都で調整中のヤクルト村上宗隆内野手(25)が、25歳の誕生日にリーダーの自覚を示した。2年連続5位に甘んじた中で、若手の突き上げに物足りなさを感じたようで「もっとガツガツして…

昨年12月に右肘のクリーニング手術を受け、2軍キャンプ地の宮崎・西都で調整中のヤクルト村上宗隆内野手(25)が、25歳の誕生日にリーダーの自覚を示した。2年連続5位に甘んじた中で、若手の突き上げに物足りなさを感じたようで「もっとガツガツしてほしい」と、率直な思いを語った。「人の1歩、2歩先が練習から必要。2軍にいる選手は(1軍に)上がれない何かがあるのは間違いない。そこに早く気づくか」と奮起を促した。

練習は朝8時過ぎから始め、球場を出たのは午後6時前だった。大きな声でも盛り上げた。キャッチボールでは遠投をこなし、15日から始まる実戦に向け、1軍合流の時は近い。「『村上さん声出してないじゃないですか』となったら説得力ない。できることはやる」。今季から副主将に就任。「来年はアメリカに挑戦することも決めていますし、優勝だけを考えて頑張っていきたい」。厳しく己を律し最高の手本となって勝つ集団に導く。