◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目(1日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇6972yd(パー72)世界ランキング3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が最終日を前に2位に上がってきた。8アンダー13位から出たムービ…

トップを1打差で追うマキロイ(Harry How/Getty Images)

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目(1日)◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇6972yd(パー72)

世界ランキング3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が最終日を前に2位に上がってきた。8アンダー13位から出たムービングデーを7バーディ、ボギーなしの「65」でプレー。首位に立つセップ・ストラカ(オーストリア)に1打差と迫った。

海岸沿いのホールでは風速9~13m/sの強風で、加えて正午からは雨も降り始めた。限定された今週のフィールドにも、「いい選手がたくさんいるけど、毎週リーダーボードの上位にランキング上位の選手がいるわけではない」というのが持論。「このコースが嫌いな人もいると思うし、そういう選手よりは少し有利かも。今はフロリダに住んでいるからこういう天候の中でプレーすることはあまりないけど、この気候の中で育ってきた」と、タフなコンディションでも母国で鍛えてきた経験が今も生きている。

1番、2番(パー5)から2連続バーディ発進すると、5番(パー3)で3つ目のバーディを奪取。強烈な海風を受ける6番、7番(パー3)をパーでしのぎ、コース難度4位の8番でバーディにしたのが精神的にも大きかった。「6番から10番までが本当にタフだった。(パー5の)14番でバーディを獲れなかったけど、15番で獲れたのも大きかった」

ツアー26勝を誇る実力者でも、当地での優勝はまだない。コースの歴史には過去5度にわたって開催されたメジャー「全米オープン」も含まれ、1972年にジャック・ニクラス、2000年にタイガー・ウッズと名高い選手たちが好プレーを繰り広げて頂点に立ってきた。「(初日に回った)スパイグラスヒルGCも本当にいいコースで、この2つのコースでプレーすることは間違いなく一年を通して最高なこと。このコンディションの悪さに開催日を変更しないのが不思議だけど、リアルなペブルビーチを体験できるのも良い」

最終ラウンドで目指すはボギーフリーだと言い、「今年はミスを減らしたい。スコッティ・シェフラーのような、ミスを抑えてスマートなゴルフをするようにしたい」と世界ランク1位の名前を出して誓った。米ツアーでは昨年5月「ウェルズファーゴ選手権」以来の優勝を狙う。(カリフォルニア州ペブルビーチ/石井操)