ミンウ・リー(オーストラリア)が「AT&Tペブルビーチプロアマ」で2025年初戦を迎えた。インスタグラムで60万人以上…

ミンウ・リーのバッグにプロトタイプ新アイアン(GolfWRX提供)

ミンウ・リー(オーストラリア)が「AT&Tペブルビーチプロアマ」で2025年初戦を迎えた。インスタグラムで60万人以上のフォロワーを持つ人気者は、「let him cook(自由にさせろ、得意なことをさせろ)」という彼のキャッチフレーズから「シェフ」のニックネームで親しまれている。今回リーがバッグに入れた、キャロウェイのプロトタイプのブレード型新アイアンも、まさにそのフレーズにピッタリだ。

2025年初戦で新クラブのパフォーマンスは(2023年「ZOZOチャンピオンシップ」撮影)

2位が2度あった昨年は、キャロウェイのAPEX MB アイアンのセットに、ドライビングアイアンとしてX FORGED ユーティリティ(19度)を組み合わせていた。ペブルビーチではドライビングアイアンは継続で、APEX MBアイアンに替わって新しいプロトタイプのアイアンセット(3-10番)を入れていた。

新アイアンはシンプルな見た目で、背面に刻まれたキャロウェイのロゴと、ホーゼルに刻印された「APEX FORGED」の文字だけが確認できる。

まだリー自身がアイアンについて語っていないため、デザインの詳細は謎に包まれたまま。写真を見る限りでは、新アイアンは独特のトライソール設計になっているようだ。通常、このスタイルのソール設計はインパクトでのターフの抜けを良くする目的で用いられるものだが、実際の設計意図が明かされるのはもう少し先になりそうだ。

上から見下ろすとオフセットがほとんどない(GolfWRX提供)

構えてみると、オフセットがほとんどなく、トップラインが薄いことが分かる。新アイアンの10番は、キャロウェイのPWに相当する。

新クラブの投入は、ショットが振るわなかった昨シーズンからの流れを変えるためかもしれない。24年シーズンは、ショットのスコア貢献度を示すストローク・ゲインド(SG)が56位。SG・オフ・ザ・ティ(パー4、及びパー5のティからのショットのパフォーマンス)で5位に入ったが、アプローチのパフォーマンスを示すSG・アプローチ・ザ・グリーンは139位に沈んだ。新クラブを携えて臨む25年初戦で、どんなパフォーマンスを見せてくれるかに注目だ。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)