4日間熱戦が繰り広げられた世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦「ラリー・モンテカルロ」が日本時間1月26日に閉幕。ドライバーズチャンピオン奪還を狙うトヨタのドライバーが、2位フィニッシュを決めたが、その直前に見せた接触をものともしない走りが…
4日間熱戦が繰り広げられた世界ラリー選手権(WRC)の開幕戦「ラリー・モンテカルロ」が日本時間1月26日に閉幕。ドライバーズチャンピオン奪還を狙うトヨタのドライバーが、2位フィニッシュを決めたが、その直前に見せた接触をものともしない走りが話題となった。
昨季キャリア4度目のランキング2位となったエバンス。タイトル獲得へ強い思いを抱いている様子で、今大会は初日デイ1からデイ3まで確実にタイムを出して総合2位をキープしてきた。
そして迎えた競技最終日の最終ステージSS18、エバンスはトップを目指して果敢にチャレンジし、ステージ後半は凍結している路面もあるなかでトップタイムを次々に塗り替えていく。しかし、登りが続く区間の左コーナーですこし立ち上がりが不安定になると、そのまま続く右コーナーでは完全にリアが滑ってコース脇の土手に車体を接触させてしまう。スタジオゲストの沢口愛華も「おおぉぉ~、今のはヒヤリ!」と声を漏らすほどだったが、エバンスは脅威のバランス感覚で体勢を立て直し、そのままステージ最終盤も攻め続けてフィニッシュすると、見事、暫定トップに躍り出た。
フィニッシュ後、実況の田畑アナが「最後(の場面で)ヒットしたんですね」と言うように、マシンの左リアの映像を見るとリアバンパーが砕けている。しかし、エバンスはインタビューで微笑みを交えながら「ヒヤッとしたけど、大丈夫だと思ってました(笑)」と余裕のコメント。最終的にモンテカルロ・ラリー総合で2位を獲得し、2025年も上々のスタートとなった。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)