現地1月30日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ最終節が行われ、アンデルレヒト(ベルギー)に所属する19歳FW後藤啓介が交代出場からEL初得点をマークし、そのレベルの高いゴールに称賛の声が多く寄せられた。 2024年1月にジ…
現地1月30日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)リーグフェーズ最終節が行われ、アンデルレヒト(ベルギー)に所属する19歳FW後藤啓介が交代出場からEL初得点をマークし、そのレベルの高いゴールに称賛の声が多く寄せられた。
2024年1月にジュビロ磐田から名門アンデルレヒトに加入した後藤は、セカンドチームで鍛錬を積み、その活躍が評価されて年明けにトップデビュー。初スタメンとなった1月26日のリーグ戦で初ゴールをマークすると、そこから中3日で迎えたこの日のホッフェンハイム(ドイツ)戦では、ベンチスタートから1-4の後半33分にピッチに送り込まれた。
そのわずか1分後だった。左サイドをエクアドル人FWニルソン・アングロが強引に突破し、ベルギー人MFマリオ・ストロイケンスがシュート。そのディフレクションが、ゴール前中央にポジションを取り直していた後藤の足元へ転がった。
ここからが圧巻だった。ゴールに背中を向けた状態でボールを受けた後藤は、後方から身長192cmのナイジェリア人巨漢DFケビン・アクポグマの密着マークを受けるも、そのプレスを体で抑え込みながらボールを足裏でコントロール。そして鋭く反転しながらの右足シュートを放ち、DFとGKの逆を取る形でニアサイドに突き刺したのだ。
これで後藤は公式戦2戦連発弾。まだ2-4という状況に、すぐにゴールの中にあったボールを拾い上げた後藤は、本拠地ロット・パークのゴール裏サポーターを力強く鼓舞した。
■「ものすごいストライカーっぽい得点」
この19歳FW後藤の巨漢DFを背負いながらの2戦連発&EL初ゴールに対して、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。
「あそこでDF背負いながらゴール決めるとか、フィジカルすげぇわ!」
「ものすごいストライカーっぽい得点。ゴットゴールゴトー サポ煽るところも好き」
「めちゃめちゃ背負ってる!こっからターンして決めるのは本物!すげぇ!!」
「え、レヴァンドフスキやん こんなんできるん !?!?」
「代表に呼んで欲しいですね」
試合はその後、アンデルレヒトがさらに1点を返したが、あと一歩及ばずに3-4で試合終了となった。これでアンデルレヒトはリーグフェーズを4勝2分け2敗の10位で終え、決勝トーナメント・プレーオフに回ることとなった。渡欧から1年を経て、一気に“ケチャドバ状態”に入った19歳のプレーから、しばらく目が離せそうにない。