◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 2日目(31日)◇ペブルビーチGL(6972yd)、スパイグラスヒルGC(7041yd、いずれもカリフォルニア州、パー72)松山英樹はペブルビーチGLを「69」で回った。午前8時14分スタート時、…

2日目も我慢のプレーが続いた

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 2日目(31日)◇ペブルビーチGL(6972yd)、スパイグラスヒルGC(7041yd、いずれもカリフォルニア州、パー72)

松山英樹はペブルビーチGLを「69」で回った。午前8時14分スタート時、ほぼ無風でも気温8度と冷え込むコースで序盤3番、4番で連続バーディを先行させ、7番(パー3)で約3mのチャンスを決めた。

順調に見えた序盤だが、意欲と我慢のスコアメークだった。パー5の2番と6番は、修正に励んだショットでアグレッシブに攻めたが、バーディは奪えなかった。それでも、2番はグリーン左ラフからの3打目をミスしたが、3m弱の下りスライスラインを読み切ってパーにした。

右サイドが岸壁沿いの6番はティショットが右の赤杭の近くへ。「ギリギリ残っていたので、普通に運べると思ったけど、思ったより飛ばなかった」と、海越えを狙った2打目がグリーン近くに届かず、ペナルティエリアに消えた。しかし、ドロップ後に約230ydの4打目を5番ウッドでピン3mにつけてパーセーブした。

15番はもう少しでチップインバーディ

後半に入ると風が出始め、終盤に向かうにつれて強風になった。アゲンストの17番(パー3)はティショットがグリーン手前に大きくショートした。万全ではない調子に悪条件が加わって、グリーンを9回外したが、8ホールはパー。スパイグラスヒルGCでスクランブル率90%だった初日のように、2日目も粘りで踏ん張った。

首位と9打差で残り2日へ

初日は左に行きがちで35.7%(5/14)だったフェアウェイキープ率は50%(7/14)へ。「昨日の左(に行くミス)はなくなったけど、全然コントロールはできていない。いくつか良いショットはあった。もう少しかな」とホールアウト後はドライビングレンジで調整を続けた。ペブルビーチGLを回る残り2日を前に、首位とは9打差。「コースコンディションは変わると思うので」と諦めずに上位を目指していく。 (カリフォルニア州ペブルビーチ/石井操)