高知県初のJリーグクラブ「高知ユナイテッドSC」は2月からJ3に参戦する。元日本代表DFで、新監督の秋田豊氏(54)が…
高知県初のJリーグクラブ「高知ユナイテッドSC」は2月からJ3に参戦する。元日本代表DFで、新監督の秋田豊氏(54)が1月31日、報道各社のインタビューに答え、「若くて走り負けない、元気なチームをお見せしたい」と話した。
――監督就任の経緯を教えてください
オーナー兼社長だったJ3「いわてグルージャ盛岡」を昨年売却し、現場でもう一回やりたいと思っていた。昨年12月、以前から知り合いだった高知ユナイテッドSCの山本(志穂美)社長から連絡があり、(前監督の移籍で)新監督を探さなきゃいけないと相談され、じゃあやりますかと。社長経験もあるので、色々と助けられればと思って来た。
――岩手ではJ2昇格もJFL降格も目の当たりにした。J3はどういう舞台ですか
若手が育つ、成長できる場。J2から落ちてきたクラブが最下位になることもあるし、逆に若手が伸びると結果を残したりもする。
高知が修正しないといけないのは守備力。パワーやフィジカルは、1月のキャンプ中からかなりハードに練習してきた。本当にみんな頑張ってくれて、最低限のベースはできてきた。夏以降の運動量が落ちないチームづくりをしたいと思っていたので、そこは順調に乗り切れたと思う。
――高知は地理的に恵まれているわけではない。サポーターに期待することは
サポーターは僕らにとって勇気を与えてくれる存在だし、(サポーターの応援が)ゲームの結果を変えた経験も自分はしている。ぜひ観戦に来てほしい。高知県にとって初めてのプロリーグのサッカーチーム。高知の文化を育てていくつもりで、一緒に戦ってほしい。(蜷川大介)