セリエA第23節、パルマvsレッチェが1月31日にエンニオ・タルディーニで行われ、アウェイのレッチェが1-3で逆転勝利した。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。 前節、ミラン相手の厳しい2-3の逆転負けによって4戦未勝利で18位に転落…
セリエA第23節、パルマvsレッチェが1月31日にエンニオ・タルディーニで行われ、アウェイのレッチェが1-3で逆転勝利した。なお、パルマのGK鈴木彩艶はフル出場した。
前節、ミラン相手の厳しい2-3の逆転負けによって4戦未勝利で18位に転落したパルマは、同勝ち点で16位のレッチェとの残留争い直接対決で5戦ぶりの白星を目指した。GK鈴木はこの試合で引き続きゴールマウスを守った。
開始7分にはボックス内に抜け出したクルストビッチとGK鈴木が交錯し、2試合連続PK献上かに思われたが、ここはその前のオフサイド判定で事なきを得た。
前半半ば過ぎにはパルマがミハイラの左ポスト直撃の鋭いシュートで最初のチャンスを作った一方、24分にはクルストビッチにボックス左からニア下を抜く右足シュートを流し込まれるが、ここは再びオフサイドに救われる。すると、32分にはボックス内での相手のハンドで得たPKをキッカーのヴァレリが豪快に決め切り、ホームチームが先制に成功した。
しかし、先制からわずか4分後の36分にはヘルガソンの右からのアーリークロスをゴール前でフリーのクルストビッチに頭で右隅へ流し込まれ、同点に追いつかれた。この場面ではGK鈴木もさすがにノーチャンスだった。
結局、1-1のイーブンで折り返した後半。パルマは前半終盤負傷のミハイラに続きハジ・モハメドをハーフタイムで下げ、ボニー続いてカマラをピッチに送り出した。すると、立ち上がりの50分にはそのカマラの馬力のある中央突破を起点にカンチェッリエーリがボックス内に抜け出すが、左足のシュートはGKファルコーネのビッグセーブに阻まれる。
以降も押し気味に進めていたパルマだったが、63分には相手のカウンターから痛恨の失点。クルストビッチのスルーパスでボックス右に持ち込んだピエロッティにニア下へ右足シュートを流し込まれた。
逆転を許したパルマはエノー、オンドレイカと15分ほどを残して交代カードを使い切って同点、逆転を目指していく。だが、うまく相手にコントロールさせ、ゴールが遠い。
すると、試合終了間際の93分には再びクルストビッチのお膳立てからボックス右に抜け出したピエロッティに右足を振られると、DFにディフレクトして大きくコースが変わったシュートが左隅に決まり、GK鈴木にとっては不運な2試合連続3失点となった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、残留争い直接対決で逆転負けのパルマは厳しい5試合未勝利となった。
パルマ 1-3 レッチェ
【パルマ】
エマヌエーレ・ヴァレリ(前32[PK])
【レッチェ】
ニコラ・クルストビッチ(前36)
サンティアゴ・ピエロッティ(後18、後48)