◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日(30日)◇レイクノナG&CC …
◇米国女子◇ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日(30日)◇レイクノナG&CC (フロリダ州)◇6624yd(パー72)
後半に折り返し、竹田麗央は同伴競技者に片言の英語で話しかけた。「大谷翔平さんを知ってますか?」。開幕戦は各界のセレブリティと一緒にプレーするプロアマ形式。この日はMLBのオークランド・アスレチックスなどで投手として活躍したマーク・マルダーさんと同組だった。
「ずっと話していなくて、せっかくならと思って、そこだけ…」。自分も大好きな野球の話題ならきっかけになるかもと思い、勇気を振り絞った。「『会ったことはないけど…』みたいなことを言っていた気がします。あと、『イチローさんが…』みたいなことも」。マルダーさんはシアトル・マリナーズ時代のイチローさんと同時期にプレーしており、少しだけ会話がつながったことにほほ笑む。
昨季日本ツアー8勝の最強女王とはいえ、米ツアーメンバーとしてのデビュー戦。スタートホールは「フワフワした感じがあった」と緊張を隠せなかった。フェアウェイからのセカンドをガードバンカーにこぼした3番でボギーが先行。8Iで「思い通りのショットが打てた」という6番(パー3)で5m強のチャンスを生かして初バーディを奪い、落ち着きを取り戻した。
2打でグリーン右手前ラフまで運んで1.2mに寄せた9番(パー5)、アイアンショットでピン2.5mほどに絡めた10番と立て続けに好機を逃した後の8ホールで3バーディと底力を見せた。最終18番は約130ydを9Iのコントロールショットでピン下1mに絡めるバーディフィニッシュ。「もうちょっと獲れた部分もあったけど、でも満足だと思います」とうなずいた。
2アンダー「70」で首位と5打差4位につける上々の滑り出し。「(順位的には)15位とか、もっと下だと思っていた。トップは7アンダーで伸びていますけど、自分にもチャンスはあると思う。ビッグスコアが出たらいいなと思います」。経験を積み、場慣れしていくスタート段階であっても、貪欲な姿勢は持ち続けている。
「前半はちょっとショットが曲がってしまった。後半もフェアウェイには行ってるけど、ちょっとドロー気味だった。もうちょっと自分のフェードボールが打てるように練習が必要かな」。持ち味のパワーフェードがさく裂すれば、いきなりの優勝争いも可能性を帯びてくる。(フロリダ州オーランド/亀山泰宏)