開幕スタメンを狙うドラ1宗山。キャンプ〜オープン戦での仕上がりに注目だ(C)産経新聞社 2025年のプロ野球は3月28日…

 

開幕スタメンを狙うドラ1宗山。キャンプ〜オープン戦での仕上がりに注目だ(C)産経新聞社

 

 2025年のプロ野球は3月28日にセ・パ同時開幕。今年はどんなドラマが待っているのか、一足早く“妄想”開幕オーダーを考えてみたい。今回は楽天編だ(※選手データは1月28日現在のもの)。

 昨季は9月下旬までCS争いに参戦したが一歩及ばず。3年連続のリーグ4位に終わった。今江敏晃監督は1年で去り、今季からは三木肇氏が監督就任。2020年以来、2度目の指揮をとる。

【動画】宗山塁の華麗なる打撃シーンをチェック

 

 開幕戦はオリックスとのビジターゲーム。相手は宮城大弥が開幕投手に内定している。現段階の“妄想”開幕オーダーは下記の通りだ。

(右)小郷裕哉
(三)小深田大翔
(中)辰己涼介
(一)浅村栄斗
(指)フランコ
(左)伊藤裕季也
(遊)宗山塁
(捕)太田光
(二)村林一輝
(投)早川隆久

 最大の関心事は「ゴールデンルーキー・宗山」の処遇だ。5球団競合で杜の都にやってきた遊撃手がプロでもいきなりスタメンをつかめるのか。ここまでは合同自主トレで順調にきているだけに、キャンプ〜オープン戦での仕上がり次第で可能性は十分にある。

 それに待ったをかけるのが村林だ。昨季は138試合で遊撃を守り、オフには侍ジャパンにも選ばれている。ドラフト7位からのたたき上げで、今季で節目の高卒10年目。簡単にはポジションを明け渡さない。

 本稿では遊撃・宗山、二塁・村林としているが、ポジションの交換は多いにあり得る。シーズン中も争いは続くだろう。

 もう一つの関心事は「浅村の一塁コンバート」だ。こちらは三木新監督が明言したもので、11月に35歳を迎える背番号3の負担軽減を念頭に置く。

 これに伴い、浅村の守っていた三塁が空くことになるが、筆頭候補は小深田と見られる。昨季は131試合で二塁を守り、ベストナイン&ゴールデン・グラブ賞をW獲得。それでも本人はコンバートを視野に入れた発言をしており、支障はない。
 
 外野に目を移すと、辰己&小郷の右中間コンビは磐石。残った左翼は伊藤裕を入れたい。昨季は7打数3安打と、宮城と相性が良かった。

 開幕投手は早川が最有力。大卒4年目の昨季、自身初の2ケタ勝利(11勝)&自己最高の防御率(2.54)を記録。楽天のエースと言っても過言ではない。太田とのバッテリーで臨むことになるだろう。

 

[文:尾張はじめ]

 

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