大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースが救援左腕のアレックス・ベシア投手と今季年俸225万ドル(約3億4800万円)で合意して年俸調停を回避した、と29日(日本時間30日)、大リーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記…

 大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希の3投手が所属するドジャースが救援左腕のアレックス・ベシア投手と今季年俸225万ドル(約3億4800万円)で合意して年俸調停を回避した、と29日(日本時間30日)、大リーグ公式サイトのマーク・フェインサンド記者が自身のXで伝えた。同記者によると、26年の契約は球団側に選択権があり、年俸355万ドル(約5億5000万円)、買い取り50万ドル(約7800万円)だという。

 昨季年俸100万ドル(約1億5500万円)のベシアはチーム最多の67試合に登板し、5勝4敗5セーブ、13ホールド、防御率1・76の好成績。セットアッパーだけでなく、クローザー、イニングまたぎなど、フル回転の働きでブルペン陣を支えた

 オフの年俸交渉では選手側が235万ドル(約3億6400万円)を要求したのに対し、球団は205万ドル(約3億1800万円)。両者に30万ドル(約4600万円)の差があったが、互いに歩み寄る形で新シーズンを迎えることになった。

 今オフのドジャース投手陣は佐々木、サイ・ヤング賞2回のスネルを獲得し、先発ローテーションの強化に成功した。一方の救援陣もパドレスからFAになった左腕スコットと4年7200万ドル(約112億円)の大型契約。レンジャーズからFAになった元セーブ王のイェーツとも単年1300万ドル(約20億円)で合意したとも伝えられており、連覇に向けて貪欲に補強を進めている。