シーホース三河は1月29日(水)、ホームの刈谷市体育館で中地区2位の座を争うアルバルク東京との直接対決を行なった。 前半は熾烈な主導権争いが続き同点で終えるも、3Qにオフェンスが失速。A東京に高確率に決められて一気に突き放され、そのままリ…

 シーホース三河は1月29日(水)、ホームの刈谷市体育館で中地区2位の座を争うアルバルク東京との直接対決を行なった。

 前半は熾烈な主導権争いが続き同点で終えるも、3Qにオフェンスが失速。A東京に高確率に決められて一気に突き放され、そのままリズムを取り戻せず、大事な同地区対決を落とした。

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―試合結果―
2025年1月29日(水)
三河 ● 65 – 87 〇 A東京
(三河通算成績 22勝11敗)

1Q 三河 18–15 A東京

久保田が要所で得点を挙げて流れを作る

スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

両チームともに激しいディフェンスの応酬で約2分間得点が入らないスタート。

#19西田(優)が#54ガードナーとのピック&ロールからミドルシュートを打ち抜いて均衡を破る。A東京#3テーブスに返上されるが、すぐに#11久保田がインサイドを切り裂いて対抗。ゾーンディフェンスでA東京の攻撃を止めると、ファストブレイクに転じて#0オーガストがダンクで得点する。さらに#54ガードナーのポストアップからテンポ良くボールを動かして#13須田が3Pシュートを射抜くと、開始5分に#11久保田の3Pシュートで12-4と順調な入りを見せる。

A東京#11サイズのファストブレイク、#75小酒部の3Pシュートで12-9のワンポゼッション差に詰められるが、#0オーガストがリバウンドで粘って逆転を許さない。

A東京にインサイドから得点を重ねられるも、#18角野と#0オーガストの2メンゲーム、#32シェーファーのカットインで突き放し、18-15の3点リードで1Qを終える。

2Q 三河 37–37 A東京 (三河 19–22 A東京)

両者譲らず、激しくリードチェンジを繰り返す展開に

スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。

開始早々、A東京#23メインデルの3Pシュートで並ばれるが、すかさず#10レイマンが勝ち越しの3Pシュートで応戦する。

ターンオーバーから失点するが、タイムアウトで落ち着きを取り戻すと、#54ガードナーと#10レイマンのコンビプレーで立て続けに得点して会場を沸かせる。

A東京#3テーブスの連続得点で追いつかれるが、#0オーガストがブロックショットで失点を防ぎ、#54ガードナーが強さと巧さを兼ね備えたドライブでディフェンスを振り切って、27-25の2点リードでオフィシャルタイムアウトに入る。

その後も互いに譲らず、リードチェンジを繰り返す展開に。A東京#22ロシターのファストブレイクで同点にされれば、#27石井の3Pシュートで渡り合い、A東京#23メインデルのフリースローで逆転を許せば、すぐに#11久保田のドライブでリードを奪い返す。

#11久保田の3Pシュートとドライブの連続得点でリードするが、終了間際にA東京#3テーブスに3Pシュートを決められ、37-37の同点でハーフタイムを迎えた。

3Q 三河 51–68 A東京 (三河 14–31 A東京)

A東京に13-0のランを作られ、17点のビハインドで最終Qへ

スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。

A東京#9安藤、#3テーブスの連続3Pシュートで先手を取られる。#54ガードナーが力強いアタックでバスケットカウントをもぎ取るが、A東京#11サイズに連続得点を許して、開始4分に40-50と二桁ビハインドを作られる。

タイムアウトで流れを変えようとするも、シュートを決め切ることができない中でA東京の#11サイズを止められず、16点のビハインドを背負う。

残り4分にファストブレイクから#18角野が3Pシュートを決めて息を吹き返すと、#7長野のドライブ、#32シェーファーの合わせなどで少しずつオフェンスの勢いを取り戻すが、A東京#9安藤らに高確率に得点されてリードを19点に広げられてしまう。#7長野のドライブで一矢報いて、17点のビハインドで最終Qに入った。

4Q 三河 65–87 A東京 (三河 14–19 A東京)

最後までリズムを取り戻すことができず、22点差で完敗

スタートは、#7長野、#10レイマン、#27石井、#32シェーファー、#54ガードナー。

粘り強いディフェンスで24秒バイオレーションを誘発すると、#10レイマンと#54ガードナーの2メンゲームで反撃開始。オフェンスリバウンドから#10レイマンが得点し、開始3分にファストブレイクから#11久保田が3Pシュートを決め切って12点差に詰め寄る。

タイムアウトで流れを切ったA東京#75小酒部にドライブで得点されるが、#19西田(優)が3Pシュートで11点差に。しかしA東京も簡単には流れを渡さず、再び点差を15点に広げられてオフィシャルタイムアウトに入る。

追い上げを試みるも、A東京の固いディフェンスの前に大事な場面でミスが出てしまい、残り3分にA東京#22 ロシターの3Pシュートで点差を19点に拡大される。その後も攻守にわたってリズムを取り戻すことができず、65-87で大事な一戦を落とした。

シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン  試合後コメント

全体的に見て、いい試合をできたとは言えませんでした。オフェンス・ディフェンス両面で、らしくないプレーが出ていました。

第3Q、良いシュートはあったものの決めきることができず、相手は高確率でシュートを決めてきました。また、ディフェンスのカバレッジの部分でも、やりきれなかった点もあったと思います。そこに関しては映像をしっかり観て、今後修正していきたいと思います。

アルバルク東京さんが、しっかり彼らのやるべきプレーをして、称賛されるような試合をしたと思います。

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