【MUFG SVリーグ オールスターゲーム 2024-25 石川】TEAM NICHIKA 1-2 TEAM KOTONA(1月25日・女子)【映像】アリーナが沸いた“超絶”プレー 女子バレーの試合に指揮官が急遽、参戦。選手に引けを取らな…
【MUFG SVリーグ オールスターゲーム 2024-25 石川】TEAM NICHIKA 1-2 TEAM KOTONA(1月25日・女子)
女子バレーの試合に指揮官が急遽、参戦。選手に引けを取らないビッグプレーを披露してアリーナを沸かせた。普段のリーグ戦では見せることのないシーンに選手たちも大興奮。当の本人が“アタック失敗”に照れながらベンチに戻る姿までがハイライトとなった。
1月25日、MUFG SVリーグ オールスターゲーム 2024-25 石川が、石川県・かほく市にあるとり野菜みそ BLUECATS ARENAで行われた。この日は女子選手たちが登場すると、“祭典”ならではの特別な光景が見られた。
第3セットを6-7で迎えたところで、コートにはなんと、TEAM KOTONAのヘッドコーチを務める金子隆行監督(NECレッドロケッツ川崎)が登場。すると、プレーで魅せた。まずは、TEAM NICHIKAで出場した宮部藍梨(ヴィクトリーナ姫路)のフェイントに軽やかに反応。強烈なスパイクと見せかけてコート中央に落とすトリックショットに対して右手の甲を伸ばして床スレスレで拾い上げるスーパーレシーブを繰り出したのだ。
さらに、すぐさま立ち上がると、和田由紀子(NECレッドロケッツ川崎)が上げたトスに対してネットに背を向けた状態から“背面アタック”を放った。これは惜しくもネットに引っかかり相手のポイントになると、監督はバツが悪そうにすぐさまベンチに戻っていった。そして「昔はね、昔は」と周囲に“言い訳”していたのだ。
現在40歳の同監督は、大学卒業後の2007年にNECブルーロケッツに入団し、その後、全日本代表メンバーに選出された経歴をもつ。2015-16シーズンで現役を引退した後、2017年から現在のチームのコーチに就任した。現役時代にオールスター出場経験はなく、今回、指揮官として初めて登場すると会場のファンと選手を盛り上げた。
試合前のロッカールームで選手に「監督がMVPを取ったら?」と聞かれ「取れたらみんなにご馳走だよ」と答えていた金子監督は、セット間に開催された「サーブチャレンジ」でも大トリで反対コートにあるペットボトルに見事ヒットさせるなど、まさに“MVP級”の活躍を披露。ファンもSNSで「流石!持ってる男は違う!」と熱狂していた。
リーグ戦では現在4位につけて上位争いを演じるチームの指揮官であり、普段はスーツにネクタイ姿がトレードマーク。今回はチームジャージでコートに立ったこともあり、ファンは「金子HCのリアクションもナイス」「金子監督スーツじゃない!!!NECのジャージ着てる!!新鮮!」と、一味違う一面に魅了されているようだった。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)