難敵撃ちじゃ!広島・小園海斗内野手(24)が28日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で行われている合同自主トレに合流し、DeNAへの復帰が決まったトレバー・バウアー投手(34)の攻略に闘志を燃やした。23年には対戦打率・429をマーク…

 難敵撃ちじゃ!広島・小園海斗内野手(24)が28日、マツダスタジアムに隣接する屋内練習場で行われている合同自主トレに合流し、DeNAへの復帰が決まったトレバー・バウアー投手(34)の攻略に闘志を燃やした。23年には対戦打率・429をマーク。「追い込まれる前に勝負したい」と持ち味の積極打法で打ち砕くことを誓った。

 サイ・ヤング賞右腕の復帰に正直すぎる本音が漏れた。「嫌ですね…。最悪です(笑)」。小園は苦笑いを浮かべつつも、攻略への糸口を口にした。

 「追い込まれると厳しいと思うので、追い込まれる前に勝負したい」

 対戦したのは23年シーズンの1年だけだが、強烈な印象が残っている。「全部すごいです。(対戦前に)3連戦の先発の紙が貼られるんですけど『バウアー』って書いてたら最悪やってなるので」。特に別格と感じたのが無尽蔵のスタミナだ。「九回まで(球威が)落ちない。中4日とかでも関係なく来るので」と強烈なインパクトが残った。

 そんな右腕とは好相性を誇る。7打数3安打、打率・429の成績が残っているが、「たまたまです」と謙遜。「バットに当たるように信じて」と冗談交じりに再対戦への闘志を燃やした。

 攻略のカギに挙げたのは持ち味の積極性だ。「やっぱり決め球がすごい。追い込まれるまでに前に飛ばしたい」。ギアを上げ、三振を狙ってくる好投手に対し、早い仕掛けで決着をつける構えだ。

 ヤクルト・山田らと愛媛で行っていた自主トレを20日に打ち上げ、この日、チームに合流。「気負わずに任されたところで、しっかり野球ができるように」と気を引き締め直した小園。強敵撃ちへの旗振り役となる。