二刀流の復活を目指す大谷は新シーズンでも主役を担ってくれるだろう(C)Getty Images MLB公式サイトは1月27日、今季の注目10選手の成績予想を特集した。データサイト『FanGraphs』の予想数値を、同サイトのアナリストとして…

二刀流の復活を目指す大谷は新シーズンでも主役を担ってくれるだろう(C)Getty Images

 MLB公式サイトは1月27日、今季の注目10選手の成績予想を特集した。データサイト『FanGraphs』の予想数値を、同サイトのアナリストとして名をはせてきたデービッド・アドラー氏が紹介。ドジャース・大谷翔平については、打者としては「43本塁打、34盗塁、104打点、OPS.939」、投手としては「防御率3.48、141奪三振、奪三振率10.5」と予想し、投打合計のWARは「8.1」だった。

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「10人の目を見張るような選手たちの予想」と題され、トップバッターとして大谷は紹介された。

「オオタニは二刀流のスターへ戻る。2025年は再び投手として投球を再開させる。二刀流選手としてのオオタニは、球界史上最も価値のある選手として評価されている」と指摘。近年のメジャーリーグでは最も重要視される指標WARでは、打者として5.6、投手として2.5の勝利を他の平均的な選手よりも積み上げるのに貢献すると分析した。投打足すと「8.1」。これは今季のメジャーリーガー全体で見ても、ロイヤルズのボビー・ウィットの「7.4」を上回り最高の数字だという。

 「記録的な50-50のシーズンを終えた。予想された43本塁打は、ヤンキースのアーロン・ジャッジに次いでメジャーで2番目。盗塁は34と見積もられている。ウィットと、ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)と並び、3人しかいない30-30シーズンが予想される。投手としての予想も素晴らしい数字が並んでいる」

 アドラー氏は『FanGraphs』の高い予想数字をこう総評した。昨季は54本塁打、59盗塁、OPS1.036という記録的な成績を残し、打者専念ながらWARは「9.2」に達した。投手復帰する今季は全体的に数字は控えめながら、それでも開幕前の予想としては最も高いランクにみられている。

 同サイトはドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木朗希の1年目の成績予想も掲載した。こちらは10人中、4番手で紹介され、「防御率3.30、179奪三振、奪三振率11.6」という数字が出された。

 9イニング平均の奪三振数を表す奪三振率の11.6は、3番手で登場したパイレーツのポール・スキーンズと同じ数字。いかに佐々木への期待が高いかを物語る。投球数は規定投球回には届かないものの、139イニングと予想。「彼はすぐにメジャー屈指の三振王になるかもしれない」と期待を込めた。

 10選手に選ばれた日本人選手はこの2人。佐々木は調整に問題がなければ、開幕前にマイナー契約からメジャー契約に切り替えられ、先発ローテーションの一角として回っていくことが期待されている。岩手県出身の両右腕がどんな数字を積み上げていくか、また記録的な数字を残した大谷のバットはさらにステージを上げるのか。本場米国のファンも期待を隠さずにはいられない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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