<大相撲一月場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館【映像】手を差し伸べた力士も“困惑”のハプニング 19歳の三段目三十…

<大相撲一月場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館

【映像】手を差し伸べた力士も“困惑”のハプニング

 19歳の三段目三十枚目・狩野(鳴戸)が、43歳の大ベテランである三段目三十三枚目・朝天舞(高砂)を押し倒して3勝目(2敗2休)を挙げた一番で、取組後に“ビタン”という乾いた音が鳴り響き、館内がどよめく珍しいハプニングが発生。土俵下に落下した朝天舞に一度は手を差し伸べた狩野が慌てて振り返ると、再び手を差し伸べる様子に「2度優しい」「若いのに素敵」といった声、さらには「親方もわろてる」といった反応も寄せられた。

 立ち合い、鋭く当たった狩野は右をおっつけるようにしてジリっと前へ。この圧力を嫌った朝天舞が引いたところで、狩野は一気に押し倒して勝負を決めた。敗れた朝天舞は5敗目を喫した。

 土俵に背中を打ちつけて土俵下に転がり落ちた朝天舞。狩野が右手を差し伸べると、朝天舞が左手を上げて「大丈夫」のサイン。これに安堵した狩野が振り返ったその時、館内に“ビタン”という乾いた音が響き渡り、館内がどよめいた。この音とどよめきを聞いた狩野は、驚いたように咄嗟に振り返ると、なぜか土俵上に倒れ込んでいる朝天舞に向かって再び右手を差し伸べた。

 じつはこのとき、一度は手を差し伸べた狩野が無事を確認して振り返ると、朝天舞が土俵に上がろうと右足をかけたところでズルっと滑って転倒。土俵に腹を強く打ちつけたことでバチンと音が。

 思わぬハプニングに「どした」「大丈夫?」と心配の声が、さらに「親方わろてる」と向こう正面の審判の様子に注目する声も。また19歳力士の振る舞いに「2度優しい」「若いのに素敵」といった反響も寄せられていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)