ロサンゼルス山火事の影響で、2月13日開幕のPGAツアー「ザ・ジェネシス招待」の会場がリビエラCCから、今月26日に閉…

関係者が並ぶ「ファーマーズインシュランスオープン」の表彰式

ロサンゼルス山火事の影響で、2月13日開幕のPGAツアー「ザ・ジェネシス招待」の会場がリビエラCCから、今月26日に閉幕したばかりの「ファーマーズインシュランスオープン」と同じトリーパインズGC(いずれもカリフォルニア州)に変更された。

PGAツアーは1月第1週から12月第3週まで、毎週のように試合が開催されている。現場で働く我々メディア関係者は「試合があって当たり前、会場が用意されていて当たり前」と思いがちなのだが、今回の出来事で開催準備の大変さを思い知らされた。

トリーパインズGCは太平洋に面する

ジェネシス招待の会場変更に関しては、公式発表までに様々な憶測が行き交った。「大会が中止になるのではないのか?」「場所はラスベガスかも?」「時期を遅らせてリビエラCCで開催される?」など多くの予想が立てられたが、まずは先行して「会場を変更し、同じ日程で行う」ことが発表された。

その後、関係者の間では、まだ試合会場の施設(スタンドなど)が残されている今月の「ザ・アメリカンエキスプレス」か、ファーマーズインシュランスオープンの会場を使うらしい、という情報がささやかれ始めた。緊急事態の対応としては、非常に理に適った考え方だ。

最終的にはサンディエゴ近郊のトリーパインズに決定。ジェネシス招待の大会ホストを務めるタイガー・ウッズがロサンゼルス郊外出身という理由から、被災エリアの支援を行うべくカリフォルニア州南部での開催を望んだという話もあった。

火災の被害からは免れたリビエラCC(写真は2024年)

リビエラCC自体は火災を免れたものの、いざ大会を開催するとなれば、近隣に関係者用のホテルや駐車場、ボランティアの人手の確保が必要となる。すぐ近くの街が大きな被害を受けている状況を考えると、コースが無事だから試合ができる、とならないのは明白だった。

一方、PGAツアーを開催した経験のある代替コースを探すといっても、時間的制約のある状況では問題もあったはず。急きょ決まったトリーパインズGCで、すでにスタート予約を取っていた一般客もいたはずで、何らかの補償もあったと想像される。

会場のギャラリースタンドも、「『ジェネシス招待』のバナーや幕に変更するだけの時間や資源があるのか?」「警備やケータリングは間に合うのか?」などなど、心配事は数限りなくある。準備を一気にやり遂げて開催を発表したトーナメントの運営サイドには頭が下がる思いだ。

ちなみに、トリーパインズGCのクラブハウスでプレーの予約状況をたずねてみた。受付は別の会社が行っているため情報はなかったが、90日前から予約が可能とのこと。サンディエゴ市民であれば、大会で使用されるサウスコースが最安値43ドル(約6700円)からプレーできるようだが、市民以外のプレーフィーの最高値は306ドル(約4万7000円)となっている。(JJ田辺カメラマン)

トリーパインズGCサウスコースの18番 トリーパインズGCのクラブハウス トリーパインズGCのクラブハウス