<大相撲一月場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館【映像】朝青龍に“そっくり”な豊昇龍 優勝インタビュー 大関・豊昇龍…
<大相撲一月場所>◇千秋楽◇26日◇東京・両国国技館
大関・豊昇龍(立浪)が前頭十四枚目・金峰山(木瀬)、前頭三枚目・王鵬(大嶽)との優勝決定ともえ戦を制し、2度目の賜杯を手にした。大関になってから豊昇龍が優勝したのは今場所が初。
意地の大逆転だった。綱取りをかけて臨んだ場所だったが、千秋楽までに3敗を喫し、一時は横綱昇進は絶望と見られていた。しかし、千秋楽の本割で大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)を下し、同じく3敗で並んだ金峰山、王鵬と、2022年11月場所ぶりの優勝決定ともえ戦が行われる運びに。そこで見事、2連勝を飾った。
優勝が決まった瞬間、豊昇龍は感極まったような表情を浮かべていた。2度目の賜杯を抱くまで、決して簡単な道のりではなかった。そんな中で結果を出し、劇的な逆転Vで綱取りに望みをつないだ。
優勝インタビューでは、厳しかった表情が一転、3度ほどはっきりとした笑顔を見せた。勝ち気な部分が土俵上で目立つこともあるが、心根は真面目で優しいと評判。そんな豊昇龍の一面が垣間見えたインタビューとなり、相撲ファンは「普段とのギャップがたまらんw」「おめでとう!いい相撲でした!」と祝福のコメントを寄せたほか、笑顔を浮かべた瞬間、叔父の名横綱・朝青龍を思い浮かべた人もおり「見た目が朝青龍にそっくりw」などの声を上げていた。
―2回目の優勝を果たしました。おめでとうございます。
ありがとうございます。
―終わってみて、今の気持ちはどうですか?
うれしいです。
―最終的にともえ戦になりました。ともえ戦に向かうまでの気持ちはいかがでしたか?
チャンスが出てきた時に、これは逃したくないと燃えていました。
―2番続けて、突きと押しが強い力士が相手で、まわしを取る相撲になりました。どうでしたか?
何も考えずに、自分の相撲を取りたいという気持ちで土俵に上がりました。疲れました(笑顔になる)。
―優勝を決めた瞬間、込み上げてくるものがありました。どんな思いだったのでしょう。
先場所、千秋楽で悔しい思いをして、それである方と「1月場所この気持ちでぶつかります」と約束して、今場所を迎えました。
―まさに優勝を手にしたということなんですね。
はい(笑顔になる)。
―振り返れば綱取りの場所でした。本当のところ気持ちはいかがでしたか?
綱取りの場所でしたが、1日1番、しっかり集中していきたいと思いました。結果はついてきたらいいなと思いました。
―中盤までに3敗を喫しました。どういう気持ちだったのでしょう?
親方の「楽しくやれ」という言葉が(背中を)押してくれました。
―師匠の言葉がきっかけだったんですか?
はい。僕、かかり過ぎていました。その時に、親方から「楽しく、楽しくやれ」と言われて、しっかり楽しくやりました。
―振り返ってみると、前回の優勝から9場所ぶり。大関としては初めての優勝となりました。
すごくうれしいです(笑顔になる)。
―先ほど、情報が入ってきましたが、理事長から横綱審議委員会に諮問すると。決定ではありませんが、横綱への思いというのは?
しっかり一から頑張ります!
―最後に15日間、本当に多くのお客様が大関の相撲に拍手を送りました。思いを聞かせてください。
15日間、あたたかい拍手で、応援してくれた方々に本当に感謝いっぱいです。ありがとうございました。
(ABEMA/大相撲チャンネル)