24日に東京・有明アリーナであったプロボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王座防衛戦から一夜明けた25日、4回…
24日に東京・有明アリーナであったプロボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級王座防衛戦から一夜明けた25日、4回KOで王座を防衛した井上尚弥(31)=大橋=が所属ジムで記者会見に応じた。そこで「5階級目」となるフェザー級への挑戦を含めた今後のファイトプランが明らかになった。
所属の大橋秀行会長は今春、米ラスベガスで世界ボクシング評議会(WBC)同級1位のアラン・ピカソ(24)=メキシコ=と、秋にはサウジアラビアで世界ボクシング協会(WBA)暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(30)=ウズベキスタンと防衛戦を行う予定を説明した。
さらに、「決定ではないですが、フェザー級に上げて(WBA王者のニック・)ボールと戦うこともある。そのあと、『戦うべき相手』がいるので、(スーパーバンタム級に)落とす。そういう選択肢もある」と明かした。フェザー級への転級について、具体的なプランを明かしたのは初めてだ。
「戦うべき相手」とは、WBCバンタム級王者中谷潤人(M.T)のことと思われる。
井上は「昨日の試合のあと、(大橋)会長と話し合った。フェザーで戦う体ができあがっている。可能だと思う」と話した。5階級制覇を成し遂げれば、日本人では初となる。
井上は2014年4月のライトフライ級を皮切りに、同年12月には2階級上げてスーパーフライ級でも世界タイトルを獲得。18年にバンタム級、23年にはスーパーバンタム級も制覇し、井岡一翔(志成)に続き、日本人で2人目の4階級制覇を遂げた。
井上の24日の試合当日の体重は62・9キロ。前日計量(55・2キロ)から7・7キロ増やして臨んでいた。昨年9月の前戦は当日体重62・7キロで、今回が最重量となった。
「前回は無理して(前日から)増やしたが、今回はナチュラルにここまで仕上がった。体重が上がってもスピード、キレがあった。十分フェザー級(計量時の上限が57・15キロ)でやれる体になった」と手応えを語った。
さらに、「今年は4試合行うつもり」。防衛戦2試合に加え、フェザー級挑戦を年内に行う心づもりも明かした。
大橋会長は付け加えた。
「(試合で)ダメージを受けないから。井上尚弥スタイルだから年4試合も厳しくない」
常人には考えられぬ道を、進む。(塩谷耕吾)