第97回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場32校が24日、決まった。東京都勢で…
第97回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援)の出場32校が24日、決まった。東京都勢では、昨秋の都大会を制した二松学舎大付(千代田区)が2年ぶり8回目、準優勝の早稲田実(国分寺市)が8年ぶり22回目の出場を決めた。都勢が2校選ばれるのは2年ぶり。組み合わせ抽選は3月7日、大会は同18日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。
■二松学舎大付(2年ぶり8回目)
午後3時45分ごろ、二松学舎大付の約40人の部員たちは、校内の教室で中継を静かに見守った。投手陣を引っ張る右腕の河内紬(つなで)(2年)は「騒がない方がいいのかなって。内心は全員うれしいです」。
念願の甲子園に行く。2015年以降、都内最多の春夏計7回の出場を誇る名門校。だが、直近は3季連続で甲子園出場を逃しており、現役部員は「聖地」の土を踏んでいない。河内と二枚看板の右腕・及川翔伍(2年)は、「行ってみたかった場所にやっと立てる。流れを変えるピッチングをしたい」。
1982年春にエース左腕としてチームを選抜準優勝に導いた市原勝人監督は、「基礎練習やトレーニングは今週いっぱいまで。選手は実戦(練習)に入りたいはず」と春に向けて切り替えた。(中村英一郎)
■早稲田実(8年ぶり22回目)
早稲田実の部員たちは午後4時ごろ、校内のホールで佐々木慎一副校長から出場決定を伝えられた。まだ緊張が残ったような表情だったが、次第に喜びが広がった。昨夏に続く2季連続の甲子園で、春は清宮幸太郎(日本ハム)を擁した2017年以来、8年ぶり22回目の出場だ。
昨秋は都大会決勝で二松学舎大付に延長タイブレークでサヨナラ負けしたが、出場を信じて練習してきた。中村心大主将(2年)は「ほっとしている気持ちと、うれしい気持ち」と話し、昨夏の甲子園の3回戦で敗れた大社(島根)との一戦を念頭に「甲子園の借りは甲子園で返す」と意気込んだ。中村主将は昨夏の甲子園2回戦で完封したエース左腕。「制球力と球の強さが課題。そこを克服するのが目標」。監督として春夏10回目の甲子園となる和泉実監督は「総合力をよりいっそう上げて甲子園に臨みたい。選手たちが秋とは全く違う顔を見せてくれると期待している」と力を込めた。(西田有里)