<大相撲一月場所>◇十二日目◇23日◇東京・両国国技館【映像】ベテラン力士が魅せた「執念の珍手」 33歳のベテラン力士が、執念の“珍手”で勝利する取組があった。発生割合0.1パーセントの珍しい決まり手で必死に白星を掴む姿に館内からは拍手が湧…
<大相撲一月場所>◇十二日目◇23日◇東京・両国国技館
33歳のベテラン力士が、執念の“珍手”で勝利する取組があった。発生割合0.1パーセントの珍しい決まり手で必死に白星を掴む姿に館内からは拍手が湧き、「タックルじゃん」「タックルみたい」とコメントも寄せられた。
序二段二十五枚目・浜田山(芝田山)と序二段二十七枚目・福生龍(湊)の一番。33歳のベテラン・浜田山は立ち合い低い姿勢で当たると、背の高い福生龍ははたき込もうとしてきた。だが落ちずに食らいついた浜田山は、相手の足を両腕で掴み、一気に前進。そのまま押し出すように相手力士を土俵の外へと運んで勝利した。まだ観客もまばらな館内には拍手が沸き起こった。
執念の攻めで勝利した浜田山の決まり手は“渡し込み”。日本相撲協会の公式ホームページによれば決まり手ランキング35位、発生割合0.1パーセントの珍しい掛け手で、「相手のひざか太ももを片手で外側から抱え込んで内へ引き、もう一方の手で相手を押し込み、体をあずけて相手を倒して勝つ技」だという。勝った浜田山は5勝目。敗れた福生龍は2敗目を喫した。
ベテラン33歳の浜田山が執念で見せた“渡し込み”での勝利に、ABEMAの視聴者も「タックルじゃん」「タックルみたい」「すごいの出た」などと驚きの声を上げた。(ABEMA/大相撲チャンネル)