水原被告のなりすまし音声が公開された(C)Getty Images 球界を騒然とさせたスキャンダルの完全決着には、まだまだ時間を要しそうだ。ドジャースに所属する大谷翔平の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告の量刑言い渡しの期日が1…

水原被告のなりすまし音声が公開された(C)Getty Images

 球界を騒然とさせたスキャンダルの完全決着には、まだまだ時間を要しそうだ。ドジャースに所属する大谷翔平の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告の量刑言い渡しの期日が1月24日(現地時間)から2月6日(同)に延期された。

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 同被告は昨年3月に大谷の多額の資金を流用していたことが発覚。司法取引に応じ、6月に行われた有罪答弁では自身の有罪を認めていた。

 また同被告に関して、焦点の一つとなっている、銀行員との生々しいやり取りが米メディア『ジ・アスレチックス』で公開された。

 公開された音声は約4分間。その中では銀行員から身元を尋ねられると即座に「ショウヘイ・オータニ」とよどみなく応える様子や銀行送金に必要なパスコードに関して「663368」と応えるなど、日頃から大谷の資金運用に熟知していた様子が伝わってくる。

 さらに送金の額に関して「20万ドル(約3100万円)」と即答、理由に関しては「車のローン」とこたえた。

 同メディアによるとこの音声は裁判の証拠として提出されたものだという。

 昨年3月に発覚した水原被告の大谷資金多額流用問題に関しては、大谷自身も裁判所の調べにシーズンをプレーしながら応じるなど、多くの負担を伴った。

 また焦点とされたギャンブル依存症に関しても米検察は依存症ではなく、金銭欲の現れだったと断じている。

 判決は2月6日に予定されている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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