昨年オーストリアの大手飲料メーカー・レッドブルの傘下に入ったサッカーJ2の「RB大宮アルディージャ」が来月から新シーズ…
昨年オーストリアの大手飲料メーカー・レッドブルの傘下に入ったサッカーJ2の「RB大宮アルディージャ」が来月から新シーズンに挑む。ユニホームやエンブレムも一新したチームはどう変わるのか。社長に就任した原博実さん(66)に聞いた。
レッドブルは昨年9月、大宮アルディージャの親会社であるNTT東日本からチームの全株式を取得した。Jリーグのクラブで外資系企業が単独でオーナーになるのは初めてだ。
レッドブルの2023年の売上高は約105億ユーロ(約1兆7千億円)。スポーツマーケティングに積極的に取り組み、欧州や米国、ブラジルでもサッカークラブを運営している。F1のほか、スノーボードやサーフィンといった「エクストリームスポーツ」の支援にも力を入れている。
なぜ今回、大宮が選ばれたのか。原さんは「可能性がある若い人やチームに目をつけて支援したり、チャレンジさせたりするのがレッドブルのやり方。サッカー文化が根づく地域性や若手の育成、女子チーム大宮アルディージャVENTUSの存在などが考慮されたのだろう」と話す。
■派手な演出「発想が違う」
9日にさいたま市であった新体制発表会は、DJが音楽を流してレーザー照明が施されるなど派手な演出だった。「イベントの重要性、どのように見せるかなどについては(日本と)発想が違う」
その場で発表された今季のユニホームは、エナジードリンクのレッドブルと同じ赤い雄牛を胸にあしらっている。すでに例年を大幅に上回る購入申し込みがあるという。
英プレミアリーグや伊セリエAなどの欧州のサッカーチームには、米国や中東、タイなどの外資系企業が資本参加しているが、Jリーグのスポンサーはほぼ国内企業で占められている。
原さんは「Jリーグの規模は拡大しておらず、現状を打破するには外資の力が必要になるのではないか。だからこそ、大宮で成功させたい。今までにないアイデアやスピード感をもって変わっていきたい」と語る。