イチロー氏は盟友の登場に笑顔を見せた(C)Getty Images 絆は永遠のようだ。 日本時間22日に25年の米野球殿…

イチロー氏は盟友の登場に笑顔を見せた(C)Getty Images
絆は永遠のようだ。
日本時間22日に25年の米野球殿堂入りが発表。資格1年目のイチロー氏(マリナーズ会長付特別補)が、日本人初の殿堂入りの快挙を達成した。
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MLB史上2人目、野手史上初の満票での殿堂入りが期待されたが、得票率99.7%とわずか1票届かない形となった。
イチロー氏はオリックスからポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦。2001年のルーキーイヤーに打率・350、56盗塁の成績で首位打者と盗塁王に輝くと、メジャー史上2人目となる新人王とシーズンMVPの快挙を成し遂げた。
その後も2004年にはMLBのシーズン最多安打記録となる262安打をマーク、この記録は現時点でも破られていない。
また快挙が伝えられた米メジャー専門局『MLBネットワーク』の中継時に、旧知の同僚がサプライズ登場するシーンもあった。
殿堂入り結果が判明すると、まもなくイチロー氏は会見に登場。最初に、2001年の挑戦当時のことを振り返り、「まず2001年に挑戦が始まったわけですけど、当時、僕が2025年の今日、ホール・オブ・フェイム(殿堂入り)のこの発表の場にいられることを全く想像できなかったです。MLBでプレーする事すらできるのかどうかという議論がたくさんあったので、僕個人としてもそうですし、日本のプレーヤーとして初めてということで、大変光栄なことだと思っています」と感慨をにじませた。
その後、番組中には、特別ゲストとしてイチロー氏が憧れの存在に挙げていた、マリナーズでも盟友としてともに戦ったケン・グリフィーJr.氏がオンラインで姿を見せた。
シアトルにいたイチロー氏は同氏の登場に「おおっ!」と驚いた表情を見せながら、にっこり。
同氏は「おめでとうイチロー。本当にふさわしい。私は嬉しい」と話し、続けて「光栄だ。(7月の式典で)君に会うことを心待ちにしている」、「一緒に祝うのに日本酒を持ってきてくれよ。それがルール。(米殿堂入りの)ルーキーはそうするものだ」と愛情を込めた表現で、祝福を伝えるとイチロー氏も興奮を隠せず。
「ジョーーーージ!!!」と同氏のファーストネームの本名を呼びながら「センキュー、ベリーマッチ!!」とユーモアあふれる返答を行うと、グリフィーJr.氏と周囲も大爆笑となった。
イチロー氏は7月のクーパーズタウンで行われる米野球殿堂の式典で会いたい人に関して、グリフィーJr.氏、エドガー・マルティネス氏、デレク・ジーター氏の名前をあげていた。
この心温まる交流には早速SNS上も反応。「微笑ましいひと時」「イチローさんが楽しそう」「仲いいな」など、時をこえても繋がる友情に反応が高まっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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