静岡市で昨年12月にあった小学生サッカーの祭典、第38回全国少年少女草サッカー大会(日本サッカー協会など主催、朝日新聞…
静岡市で昨年12月にあった小学生サッカーの祭典、第38回全国少年少女草サッカー大会(日本サッカー協会など主催、朝日新聞社共催)で、大阪府高槻市の芥川ジュニアドリームスが準優勝に輝いた。好成績を励みに、チームはさらなる飛躍を誓う。
大会では6年生チームが全国24チームによる男子プリンスカップの「蛇塚カップ」に出場。8組に分かれたリーグ戦で三保(静岡)に12―0、FC芹ケ谷東京に2―0と2勝し、各組1位チームによるトーナメントに進んだ。
1回戦はGAREINO清水(静岡)に2―0、準決勝で大井川南(静岡)に3―3からのPK戦を5―4で制し、GEO―X(神奈川)との決勝は0―2で敗れたものの、堂々2位に入った。
高槻は地元の高校が何度も全国選手権に出るなど、昔からサッカーが盛んだ。芥川ジュニアドリームスは1993年に創設され、小学生の男女83人がJR高槻駅に近い市立芥川小学校の校庭や、民間のフットサルコートで活動している。
クラブをつくった細田真砂智代表兼テクニカルアドバイザー(53)は「地元の子どもが地元でサッカーに親しみ、楽しむことを大事にしている」と話す。
これまでおよそ500人の子どもたちを送り出し、クラブ出身者にはJリーグ徳島ヴォルティスでプレーした高橋健史氏や、現在FC岐阜でコーチを務める津田恵太氏がいる。
谷川雅明・6年生チーム担当監督(35)は「準決勝は同点に追いつかれた直後のPK戦で、苦しい展開だったが、それを勝ちきるなど粘り強かった。高槻に帰ってきてからも勝ちたい気持ちが試合に表れている」と選手の成長を口にする。
チームには主将が2人いる。女子の井藤未来主将は「大阪にはいないプレースタイルのチームと対戦できて、勉強になった。将来はプロになって海外でプレーし、日本代表になりたい」。大会は男子に交じって出場し、優秀選手賞を獲得する活躍だった。今春からはセレッソ大阪の女子チームに所属する。
ゴールキーパーとフォワードをこなす紺野流風主将は「プロでも二刀流を実現させたい」と夢を語る。チーム最多の8点を挙げた辻元大晴選手は「苦しい時にゴールを決めてチームを救うところにやりがいがある」と胸を張った。
「将来プロになりたい子も、初めてボールに触る子も一緒にプレーできるクラブ。これからも子どもたちが楽しく、主役になるような指導を心がけていきたい」と谷川監督は話している。(渋谷正章)