<大相撲一月場所>◇十一日目◇22日◇東京・両国国技館【映像】ぶん投げられた力士がやられた~な表情 人気のイケメン力士が…

<大相撲一月場所>◇十一日目◇22日◇東京・両国国技館

【映像】ぶん投げられた力士が“やられた~”な表情

 人気のイケメン力士が、1分半にわたる長相撲の末、“令和の怪物”に豪快に投げられ苦杯をなめた。ド派手に転落して「やられた~」と言いたげな表情を浮かべると、「ワロてはるw」「ニヤァ」と注目するファンが相次いだ。

 手に汗握る一番だった。前頭二枚目・翔猿(追手風)と前頭十五枚目・伯桜鵬(伊勢ヶ濱)の好取組、立ち合い低い姿勢で当たった両者は、すぐに突き合い張り合う激しい攻防を繰り広げていった。途中、翔猿がもろ差しで捕まえて寄っていくが、伯桜鵬も耐えて押し返す。その後、右四つに組んで互いの出方を探るようにややこう着状態に。

 ともに肩で呼吸するほどの熱戦で、客席からは拍手も送られた。最後は先に動いた翔猿が寄ろうとするも、全く動じない伯桜鵬が逆に寄っていき、土俵際で豪快な投げを決めた。翔猿は頭から落ちるように土俵下へド派手に転落。1分半にわたる長相撲の末にあまりに豪快な投げを食ったからか、土俵下で翔猿は「やられた~」と言いたげにニヤリとした表情を浮かべた。敗れた翔猿は6敗目。一方、“令和の怪物”伯桜鵬は掬い投げで勝って7勝目を挙げ、勝ち越しまで王手をかけた。

 取組を受け、ABEMAで解説を務めた元関脇・嘉風の中村親方は「2人は喧嘩四つで、翔猿は右を差したい、伯桜鵬は左を差したいんですけど、途中で(翔猿が)2本差すような形に」と指摘。

 さらに、「相撲のベースとなるのは“前に出ること”なんです。『引かば押せ、押さば押せ』という言葉があるんですけど、伯桜鵬は相手に対抗するために押すということをずっと我慢してやっていたんですね」と解説すると、「しかも(伯桜鵬は)自分の形ではない翔猿の形になっても我慢して、絶対に引かないんですよ」「自分の形ではないですけど前に出ていって、翔猿は投げるしかなくなりました。伯桜鵬がよく我慢して、よく攻めた、そういう一番でした」と“令和の怪物”を称賛した。

 優勝争いに絡んだ令和5年(2023年)九月場所以来、8場所ぶりに再入幕を果たした伯桜鵬が幕内後半戦で派手に勝利すると、ファンも「おおおお」「超豪快」「ぶん投げた」「力こそパワー」「筋肉やばいね」「怪物だ」「すっごい取組でした」と大興奮。敗れた翔猿の表情にも「ワロてはるw」「ニヤァ」「苦笑い」と注目する声が相次いだ。
(ABEMA/大相撲チャンネル)